験潮場と電子基準点の施設見学を実施(平成30年度)

験潮場と電子基準点の施設見学を実施(平成30年度)

 北陸地方測量部では、国土地理院の業務を広く理解してもらうため、国土地理院の各種施設の見学にも積極的に対応しているところです。
 「測量の日」(6月3日)に合わせて6月6日に、測量を学ぶ新潟工科専門学校の学生16名が新潟県柏崎市にある柏崎験潮場と電子基準点「柏崎2」の施設を見学しました。例年この時期に、新潟工科専門学校の学生が施設見学をしています。
 柏崎験潮場では、験潮の仕組みや併設されている付属水準点と電子基準点の役割などについての説明や、験潮の観測データがリアルタイムで茨城県つくば市の国土地理院へ転送され、海面の上下変動や地殻変動を捉える貴重なデータとして利用されていることを説明しました。学生は、普段は見ることができない験潮場の内部や機器に興味を持っている様子でした。
 電子基準点「柏崎2」では、電子基準点の観測データが測量や地殻変動の監視等に利用されていること、電子基準点のピラー内部にはGNSS測量機、通信装置以外に、機器を正常に作動させるためのヒータやファン、傾斜計、停電用のバックアップバッテリを装備していることなどを説明したところ、大変、熱心に聞き入っていました。
 これらの施設見学により、験潮場や電子基準点などの重要性を理解してもらえたものと思います。

 

写真:柏崎験潮場での説明

柏崎験潮場での説明

写真:電子基準点「柏崎2」での説明

電子基準点「柏崎2」での説明