験潮場と電子基準点の施設見学を実施(平成28年度)

験潮場と電子基準点の施設見学を実施(平成28年度)

 北陸地方測量部では、国土地理院の業務を広く理解してもらうため、国土地理院の各種施設の見学にも積極的に対応しているところです。
 「測量の日」(6月3日)に合わせて6月9日に、測量を学ぶ新潟工科専門学校の学生17名が新潟県柏崎市にある柏崎験潮場と電子基準点「柏崎2」の施設を見学しました。例年この時期に、新潟工科専門学校の学生による施設見学が行われています。
 参加した学生は、柏崎験潮場では験潮の仕組みや併設されている付属水準点と電子基準点の役割などについての説明を受けました。これらの観測データがリアルタイムで茨城県つくば市の本院へ転送され、海面の上下変動や地殻変動を捉える貴重なデータとして利用されていることの説明に熱心に聞き入っていました。
 その後、約1.1km離れた場所にある電子基準点「柏崎2」へ移動しました。電子基準点は、ピラー内部にGNSS測量機、通信装置以外に機器を正常に作動させるためのヒーターやファン、傾斜計、停電時用のバックアップバッテリなどを装備していることを学生へ説明し、参加した学生は、普段見ることのできない機器を見ることができ、感激している様子でした。
 これらの施設見学により、験潮場や電子基準点などの重要性を理解してもらえたものと思います。
 

写真:柏崎験潮場での説明

柏崎験潮場での説明

写真:電子基準点「柏崎2」ピラ内部の説明の様子

電子基準点「柏崎2」ピラ内部の説明の様子