北海道地方測量部のトピックス(平成26年度)
平成26年度の北海道地方測量部のトピックスをご紹介します北海道地方測量部のトピックス(平成26年度)北海道地方測量部は、平成26年11月19日(水)札幌市の北農健保会館において、「第6回地理空間情報に関する北海道地区産学官懇談会」(座長:橋本雄一 北海道大学大学院文学研究科教授)を開催しました。
今回は、地理空間情報の更なる普及・啓発を目指し、キーワードである「防災」・「地理教育」・「オープンデータ」に関する実践的な話題提供が行われた後、産学官の委員・準委員の間で、活発な議論が交わされました。また、オブザーバーとして、国、道、市町村等から多数ご参加頂きました。 議事 1.国土地理院からの話題提供
「国土地理院の取り組み」 国土地理院北海道地方測量部長 大塚 義則 2.「防災」に関する話題提供
「写真判読による防災への備え」 日本写真測量学会 北海道支部 佐藤 潤 氏 3.「地理教育」に関する話題提供
「学校教育における地理空間情報を利用した地理教育について」 北海道旭川東高等学校 教諭 小野寺 徹 氏 4.「オープンデータ」に関する話題提供
「室蘭市におけるオープンデータ推進の取り組み」 室蘭市企画財政部企画課高度情報推進 主幹 丸田 之人 氏 5.アンケート調査の報告
「事前アンケート調査まとめ」 国土地理院北海道地方測量部 地理空間情報管理官 小枝 登 6.意見交換
【配布資料】 [資料1]第6回地理空間情報に関する北海道地区産学官懇談会委員名簿・地理空間情報に関する北海道地区産学官懇談会設置要領(PDF 232KB) [資料2]国土地理院の取り組み(PDF 455KB) [資料3]写真判読による防災への備え(PDF 4.62MB) [資料4]学校教育における地理空間情報を利用した地理教育について(PDF 3.72MB) [資料5]室蘭市におけるオープンデータ推進の取り組み(PDF 2.13MB) [資料6]「第6回地理空間情報に関する北海道地区産学官懇談会」事前アンケート調査まとめ(PDF 406KB) 【議事概要】 第6回地理空間情報に関する北海道地区産学官懇談会議事概要(PDF 165KB) 第12回北海道測量技術講演会を開催(平成27年1月29日)北海道地方測量部では(公社)日本測量協会北海道支部と共催で、第12回北海道測量技術講演会を札幌第1合同庁舎講堂にて官公庁、民間等から183名の参加を得て開催しました。
今回は、「G空間社会を築く人・技術・サービス」をテーマとし、首都大学東京の倉田准教授からはWeb上で利用できる旅行者支援ツールについて札幌のデータを含めた活用例を、北海道教育大の氷見山教授からは、東日本大震災を教訓とした地図を活用した防災・減災について紹介いただきました。 国土地理院からは、昨年6月末に取りまとめられた「基準点体系分科会(V)」に基づく新たな基準点体系について説明するとともに、防災関係では、平時及び災害時に国土地理院が整備・提供する地理空間情報及び活用事例として防災アプリなどの紹介を行いました。 また、会場ロビーでは、講演に関連した情報提供として、平成26年度の電子国土賞、Geoアクティビティフェスタ及び防災アプリ等に関する紹介パネル展示を行うとともに、電子国土賞受賞作品の紹介ビデオを上映しました。また、電子基準点の模型、明治や昭和初期に使用していた経緯儀等の測量機器の展示をあわせて行いました。 1.開催日時・場所 平成27年1月29日(木) 13時00分~16時30分 札幌第1合同庁舎講堂 2.講演プログラム ※講演資料はPDF版をダウンロードすることができます。 開会挨拶 国土地理院 北海道地方測量部 部長 大塚 義則 「スマートでコンパクトな基準点体系に向けて」 国土地理院 参事官 村上 真幸 講演資料(PDF 3.7MB) 「地図上での直感的な旅程作成を可能にするツールCT-Planner」~旅行者支援から地域支援へ~ 首都大学東京 都市環境学部 准教授 倉田 陽平 講演資料(PDF 4.7MB) 対話的旅行プラン作成支援ツールCT-Planner5.2[外部リンク] 「防災・減災のための地図の活用と人材育成」~東日本大震災を教訓として~ 北海道教育大 教授 氷見山 幸夫 講演資料(分割ファイル)【分割1】(PDF 4.8MB) | 【分割2】(PDF 4.7MB) 「国土地理院における防災への取組みと地域での活用」 国土地理院 企画部 地理空間情報政策調整官 石関 隆幸 講演資料(PDF 4.3MB) 閉会挨拶 国土地理院 北海道地方測量部 次長 日下 正明 3.参加者 総数183名(民間会社 117名、地方公共団体 27名、国の機関 16名、法人等 8名、報道関係 1名、教育関係 11名、その他 3名) 4.展示・デモ
5.講演会風景
「平成26年度 公共測量・地理空間情報担当者会議」を開催(平成26年8月8日)公共測量の円滑な実施及び地理空間情報の利活用の推進などを目的とした標記会議を、道内7会場で開催しました。
会議は北海道開発局、北海道をはじめ道内市町村232名の参加により、公共測量関連、地理空間情報関連、各機関の取組等(札幌会場、網走会場、釧路会場のみ)の三部構成で実施し意見交換を行いました。 1.開催の概要
2.議事内容 (1)公共測量関連 測量法と公共測量の概要、公共測量における新技術の適用、三角点及び電子基準点の標高改定、SSPマニュアルの改正 (2)地理空間情報関連 地理空間情報の日常的活用のすすめ、地理空間情報の活用事例の紹介(デモ) (3)各機関の取組等 1 雪崩危険箇所図の作成(札幌会場:北海道建設部土木局河川砂防課) 2 北海道における治水GISシステムについて(網走会場:北海道オホーツク総合振興局網走建設管理部用地管理室管理課) 3 新釧路川の浸水想定区域図(釧路会場:北海道開発局釧路開発建設部治水課) 北広島市立西の里中学校の職場訪問学習(測量体験)を実施(平成26年7月17日)北海道地方測量部では、平成26年7月17日(木)札幌第1合同庁舎において、北広島市立西の里中学校から要望のあった職場訪問学習として2年生生徒6名に測量体験を実施しました。
同校の職場訪問学習は、「総合的な学習の時間」の一環として取り組まれ職場訪問と職業体験を通して、働くことの意味や自己の生き方を考えることができることを目的としたもので、平成24年度から今回で3回目の受け入れとなります。 今回は、最初に国土地理院の測量と地図に関する取り組みについて説明を行った後、昨年度課題として時間不足があったことから学習時間を1時間から2時間に拡大し、さらにより充実した内容となるように従来の測量器機の操作体験に加え、空中写真の実体視やコンピューターを使った地図の編集についても体験してもらいました。 参加した生徒からは、測量に関する技術的な質問に加え「仕事をしていてやりがいを感じるのはどんな時か」、「私たちの生活とのつながりは何か」などのするどい質問もあり、真剣に取り組んでいる姿勢が伝わってきました。 今回の測量体験が、参加した生徒達が将来の職業選択の参考になれば幸いです。
札幌市立豊園小学校で「測量体験学習」を開催(平成26年7月15日)北海道地方測量部と札樽地区測量設計協会札樽若力会(さっそんわかりきかい)では、平成26年7月15日(火)札幌市豊平区の豊園小学校において、「測量の日」記念行事の一環として「測量体験学習」を開催しました。
この「測量体験学習」は、地図と測量に関する知識と理解の高揚を図ることを目的とし、例年札幌市内の小学校で開催しているもので、第19回目となる今回は、同校6年生の児童及び教員あわせて約70名が参加しました。 児童は、まず教室で地図と測量に関する最近の話題や測量体験の説明を聞いた後、校庭で歩測による距離の測定、トータルステーション(測角・測距儀)を使った校舎の高さの測定や指定位置への鋲打ちなどを行いました。天気は過去18回に一度も雨の経験がないとのことで、やはり今年も晴天となり日差しが強く熱中症など児童の体調が心配されましたが、児童はみな元気いっぱいで若力会の担当者の話を聞きながら初めて体験する測量を楽しんでいました。 また、最後に校舎から今回の測量で校庭に打った鋲の並びが北海道の形をしていることが分かると大きな歓声がわき起こりました。 今回の体験が児童達の将来の職業を考える際の参考になれば幸いです。
「地質の日」と「測量の日」コラボ企画として市民セミナー「地図と重力」を開催(平成26年5月19日)4月22日~6月8日まで北海道大学総合博物館で開催されている「地質の日」企画展の関連セミナーとして、5月17日(土)に測地部物理測地課の吉田重力係長が講師となり、「地図と重力」と題して市民向けのセミナーを開催しました。
「平成26年度 公共測量等説明会」を開催(平成26年4月22日)北海道地方測量部では4月22日(火)に公共測量に関係する方を対象とした「平成26年度公共測量等説明会」を札幌第1合同庁舎講堂において開催しました。説明会には285名の方々の参加をいただきました。
説明会では、次の4題について説明を行いました。 説明内容(各タイトルは配付資料(PDF)にリンクしています) (1)測量法と公共測量の概要(PDF 4.70MB) 公共測量の実施に必要となる測量法に基づく手続きに関する説明と測量計画時における技術的な問題点とその対処法について事例を示して解説しました。 (2)公共測量における新技術の適用について(PDF 1.48MB) UAV(Unmanned Aerial Vehicle:無人航空機)を始めとする新技術による公共測量の最近の実施例や作業規程に定めのない新技術を使用する場合の方法につ いて説明しました。 (3)三角点及び電子基準点の標高改定とSSPマニュアルの改正について(PDF 4.25MB) ジオイド・モデルの改定、電子基準点や三角点の標高改定の概要、標高改定に伴う公共測量での留意点、SSPマニュアルの主な改正内容について解説しました。 (4)地理空間情報の日常的活用のすすめ(PDF 4.95MB) 平成25年10月に正式公開した「地理院地図(旧電子国土Webシステム)」を始め、3月に新機能として追加公開された3D地図の紹介及び国土地理院が提供する地理空間情報の道内での特徴的な活用事例のほか、まだ知られていない日常的活用に便利な方法を紹介しました。
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