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測量に関するミニ知識

第4回 標石基準点について

 国土地理院では、測量法(昭和24年法律第188号)で規定する測量標(永久標識)を設置し維持管理しています。今回は、三角点標石について紹介します。
 三角点は、地球上の位置(緯度、経度、標高)が正確に求められており、あらゆる測量の基準として、地図作成、地籍調査、道路建設といった各種公共事業等で使用されています。 
 三角点は、全国に約109,000点設置されており一等、二等、三等、四等三角点と4種類に分類されます。このうち管内には、約8,500点が設置されており、現在は各市町村が実施する地籍調査に必要な四等三角点を継続して設置しています。
 
中部地方測量部管内の三角点数
   中部地方測量部管内の三角点数
 管内にある三角点で全国的にも有名なものは、平成25年6月に世界文化遺産に登録された日本一の山「富士山」剣ヶ峰にある二等三角点富士山で、大正15年に当時の陸軍参謀本部陸地測量部(国土地理院の前身)の測量官であった川名八蔵によって選点され設置されました。この三角点の標高は3775.63mです。
(上記数字は、平成26年4月1日付け標高改定前の数字です。標高改定後の標高は、「3775.51m」です。)
日本一高いところにある三角点(大正15年設置)  みなさんは、富士山の高さは3776mと小学校の社会科で教わったことでしょう。
 主な山の高さは、国土地理院が測量のために設置した三角点の値、あるいは地図を作成するときに計測した標高点の値をmの単位に四捨五入し用いている場合が多いようです。
 富士山の二等三角点の標高である3775.63mを四捨五入すると3776mとなりますね。
 
日本一高いところにある三角点(大正15年設置)
案内板を設置しています、登山の際は是非、ご確認ください。
 
 富士山の三角点は、設置されてから今日までに崩落する危機が何度かありましたが、日本一の富士山の高さが1mでも低くなってしまえば、国家の一大事?となるでしょう。
 そこで、国土地理院の職員により栗石、セメント、砂、水などを山頂まで担ぎ上げ、三角点の周りに積み上げ、コンクリートにより周囲を固めたりして崩落しないように三角点標石を守ってきました。富士山の厳しい風雪に耐えた三角点標石ですので、大切にしてください。
 実は、富士山の最高地点は、三角点の位置から北へ約12mのところにある岩で、その標高をレベルにより正確に測ると3776.2mです。残念ながら、四捨五入しても3777mにはなりません。
国土地理院ホームページの「地理院地図」で見る富士山山頂
国土地理院ホームページの「地理院地図」で見る富士山山頂


 国土地理院「地図と測量の科学館」にて平成25年7月12日~9月23日に企画展「富士山」が開催されました。
   ▼企画展の概要は下記のとおりです。
    http://www.gsi.go.jp/MUSEUM/SOUGO/kohokocho010.html

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