人工急斜面の影響について

1961年と2004年に豪雨を経験した、新潟県出雲崎地区について、崩壊の発生場所による分析を下図のとおり行った。
1961年8月豪雨による崩壊と2004年7月豪雨による崩壊の空中写真と崩壊発生場所

2004年豪雨は1961年豪雨に比較して道路縁での崩壊が多くなっており、割合の増加分は新しい道路による崩壊割合に近い。
よって、人工的急斜面が生成されるとそこに崩壊が発生する可能性が示唆される。
このことから、「道路開通等に伴い生成された人工斜面における斜面崩壊も確認されているため、傾斜分級図から人工的急斜面を把握することも必要であると考える」と整理した。

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