解析のウィンドウサイズについて

航空レーザ測量データを用いて算出された傾斜量や凹凸度と崩壊発生箇所の対応は、用いたDTMのウィンドウサイズを変えることによって良くなる場合と悪くなる場合がある。

地震による斜面崩壊については明確な対応はあまり見られないが、豪雨による斜面崩壊のケースでは、崩壊地の大きさによって崩壊箇所抽出の正答率が以下のとおり変化することが示唆されている。

崩壊地アセスメントのための傾斜・凹凸度計算の最適ウィンドウサイズ

対象範囲の崩壊地の平均的な大きさが不明な場合は30m程度の値を用いるとよいと見られるが、今回扱った出雲崎のケースのように、予め崩壊地の平均的な大きさに関わる情報が得られる場合は、最適なウィンドウサイズが設定できる可能性があることが示唆されている。

 

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