平成27年2月17日08時06分頃の三陸沖の地震に伴う地殻変動について

概要

 2月17日(火)08時06分頃に三陸沖で発生した地震(M6.9、深さ約13km、最大震度4(暫定値))に伴うわずかな地殻変動が観測されました。

 平成27年(2015年)2月17日(火)08時06分頃、三陸沖で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータ解析した結果(2月19日12時までのデータを使用)、電子基準点「S普代」(普代村第1地割)、「岩泉1」(岩泉町小本)をはじめとする岩手県沿岸部の複数の電子基準点で水平方向にわずかな地殻変動が検出されました。上下方向についても地殻変動を検出している可能性はありますが、データにばらつきがあるため、引き続き精査をしてまいります。
 また、同日13時46分頃に岩手県沖で地震(M5.7、深さ約50km、最大震度5強(暫定値))が発生しましたが、短時間のデータを用いた解析結果(迅速解)や岩手県沖で発生した地震で予想される地殻変動との比較から、今回検出された地殻変動は、主に08時06分頃に三陸沖で発生した地震に伴うものと見ています。

 今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
 なお、解析結果は精査によって変更になることがあります。

問い合わせ先

国土交通省国土地理院
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
測地観測センター  地殻監視課長  木暮 弘幸  TEL 029-864-5971(直通)
          地震調査官   宮川 康平  TEL 029-864-4825(直通)

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