最終更新日:2007年4月4日

平成19年(2007年)能登半島地震を起こした震源断層の姿

 国土地理院地理地殻活動研究センターでは、電子基準点の観測による地震前後の地殻変動状況から、平成19年能登半島地震を起こした震源断層の位置や断層パラメータを推定しました。確認のため、推定された断層の位置を、他機関の観測及び調査による、余震震源の分布、海底に見つかっていた活断層、地表断層の位置と比較しました。

 平成19年3月25日の能登半島地震(Mj6.9、深さ約11km、最大震度6強)の原因となった震源断層は、北緯37.19°東経136.55°と北緯37.30°東経136.75°を結ぶ深さ約1.2kmの線を上端として南東に約63°の傾斜角で傾き下がる断層面をもつ、縦ずれ量(1.1m)と横ずれ量(約1.2m)がほぼ等しい右横ずれ逆断層で、よく近似できることがわかりました。

問い合わせ先

地理地殻活動研究センター 地殻変動研究室長 飛田 幹男(とびた みきお)
tobita-m96mh@mlit.go.jp(@は半角)

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。