平成18年4月 伊豆半島東方沖の地震活動に伴う地殻変動

電子基準点(GPS連続観測点)による解析

 平成18年4月17日(月)からの伊豆半島東方沖を震源とする地震が多発した時期に、伊豆半島東部沿岸に設置されている電子基準点が、南西方向へ約2cm移動する地殻変動が21日9時までの解析で認められました。

地殻変動から推定したモデルについて

 この地殻変動から変動源のモデルを推定したところ、深さ約5kmから6kmで西北西-東南東方向に、長さが約6kmで南南西に傾き下がる急傾斜の板状の割れ目となり、それが約0.6m広がったと推定されました。変動源の位置は、今回の地震が発生している活動域と概ね一致しています。
伊豆半島東方沖の地震活動に伴う地殻変動とモデル

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