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地理院ホーム  > 地図・空中写真 > 主題図(地理調査)  > 土地条件図  > 地形分類 最終更新日:2011年8月1日

地形分類

地形分類について

地形分類とは

地形分類とは、地形を形態、成り立ち、性質などから分類したもので、その土地が山地か台地か、低地かまた同じ低地の中でも高燥な土地か、低湿な土地か、あるいは自然の地形を人工的にどのように改変しているかなどを、区分したものです。


主な地形分類項目
分類項目 定 義
山地斜面等 山地・丘陵または台地の縁などの傾斜地
変形地 自然にできた幅の狭い急斜面
地すべり地形 動きの緩急は問わず、山体の一部が土塊として下方に移動してできた地形。滑落崖は地すべり頭部にできた崖、移動体はすべった土塊の到達範囲
台地・段丘 更新世段丘 台地または段丘面のうち、更新世に形成されたもの
完新世段丘 台地または段丘のうち、完新世に形成されたもの
山麓堆積地形 斜面の下方、山間の谷底または谷の出口等に堆積した、岩屑または風化土等の堆積地形面で、崖錐・麓屑面・土石流堆などをいう
低地の微高地 扇状地 山麓部にあって主として砂礫からなる扇状の堆積地形
自然堤防 洪水時などに河川の流路沿いまたは周辺に砂やシルトが堆積してできた微高地
砂州・砂堆・砂丘 砂州・砂堆は現在及び過去の海岸、湖岸付近にあって波浪、沿岸流によってできた、砂または礫からなる浜堤、砂州・砂嘴などの微高地。砂丘は風によって運ばれた砂からなる小高い丘
天井川・天井川沿いの微高地 堤防によって囲まれた河床が堤内地(堤防によって洪水から守られている人家や農地の側)より高い部分と、天井川に沿って形成された微高地
凹地・浅い谷 台地・段丘、低地の微高地などに細流や地下水の働きによって形成され相対的に低い地形。合流扇状地の境界付近における相対的に低い部分
低地の一般面 谷底平野・氾濫平野 山地・丘陵あるいは台地・段丘を刻む河川の堆積作用が及ぶ平坦地、及び河川の堆積作用により形成された、広く開けた平坦地
海岸平野・三角州 過去の浅海堆積面が海退により陸化した平坦地、及び河川の河口部にあって主としてシルト、粘土などの細粒物質からなる平坦地
後背低地 河川の堆積作用が比較的及ばない沼沢性起源の低湿地
旧河道 過去の河川流路の跡
頻水地形 高水敷・低水敷・浜 堤外地(堤防にはさまれて水が流れている側)のうち高水時に冠水する部分、及び暴浪時に冠水する海岸の岩場、砂礫地
湿地 地下水位が地表面に対して著しく浅い土地
水部 河川・水涯線及び水面 河川は原則として常時水流がある部分。水涯線は、自然状態における水陸の境界。水面は河川、湖沼、海、貯水池などの表面
旧水部 海、池、沼などを、盛土や埋立等により人工的に陸化したもの
人工地形 平坦化地 山地・丘陵地、台地などの斜面を切り取り整地した平坦地または緩斜地
農耕平坦化地 山地・丘陵地、台地などの斜面を農耕地として切取りにより整地した土地
切土地 山地・丘陵、台地・段丘などの造成地のうち、切取りによる平坦地または傾斜地
盛土地・埋立地 主として低地及び水部に土を盛って造成された平坦地または傾斜地。山地・丘陵、台地・段丘などの造成地のうち、盛土による平坦地または傾斜地
干拓地 水部を干して陸地化した土地
改変工事中の区域 現在人工的に地形の改変が進行中の区域

自然災害と地形分類との関係

地形と自然災害とは、密接な関係にあります。そのため地形分類の内容から、発生しやすい災害を推定することができます。


自然災害 被害を受けやすい代表的な地形分類
地震災害 液状化 旧河道、後背低地、埋立地
地盤崩壊 山麓堆積地、高い盛土地
洪水 土石流・斜面崩壊 山麓堆積地、扇状地
洪水氾濫・内水氾濫 旧河道、後背低地、干拓地、海岸平野、三角州、砂州・砂堆
高潮洪水 干拓地、海岸平野、三角州、埋立地、後背低地
 

参考:土地条件図の数値データを使用した簡便な災害危険性評価手法(平成19年3月)【PDF:5549KB】

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