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平成25年12月の地殻変動について

発表日時:平成26年1月14日(火)16時00分

全国の地殻変動概況

 別紙1~7は、国土地理院が全国に展開しているGNSS連続観測網の観測結果から求めた2013年11月下旬から2013年12月下旬までの1ヶ月間の地殻変動を表したものです。平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が東日本の広い範囲で見られます。
 この期間に発生した地震に伴う地殻変動は見られませんでしたが、火山周辺では、硫黄島において継続的な地殻変動が見られます。


トピックス

  • 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(M9.0、最大震度7)後の余効変動は、東日本の広い範囲で継続していますがその変動速度は小さくなってきています。(別紙8)
  • 硫黄島内の「硫黄島1」では2012年4月下旬に、通常より大きな隆起を観測しました。その後、沈降・停滞・隆起を経て、2013年4月頃からほぼ停滞、5月頃から隆起の傾向が見られていましたが、9月頃からほぼ停滞、11月頃から沈降に転じています。「硫黄島2」では南向きの変動が見られています。(別紙9)
  • 桜島島内の基線では、2013年2月頃からわずかな伸びの傾向が見られましたが、同年7月頃から停滞またはわずかな縮みの傾向が見られます。鹿児島(錦江)湾を挟む一部の基線で、長期的な伸びの傾向が続いていましたが、6月頃から停滞気味です。(別紙10)

補足説明

  • 全国の1年間の地殻変動(2012年12月下旬から2013年12月下旬まで、別紙11)からは、以下のような傾向が見られます。
    • 北海道から中日本までの広い範囲で、東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。
    • 硫黄島では、島内の地殻変動が見られます。
    • その他の地域では、プレート運動による定常的な地殻変動が見られます。
  • 期間外の活動
    • 2014年1月2日頃から、房総半島において定常的な地殻変動とは異なる変動(非定常地殻変動)が検出されました。この変動は、房総半島沖のフィリピン海プレートと陸側のプレートの境界面※で発生している「ゆっくり滑り(スロースリップ)現象」によるものと推定されます。(別紙12)
    • ※この境界面は、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震を引き起こした太平洋プレートと陸側のプレートとの境界面とは別のものです。

問い合わせ先

国土交通省国土地理院
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
地理地殻活動研究センター  地殻変動研究室長  畑中 雄樹 (029-864-6925)
測地観測センター      地殻監視課長    飯塚 豊久 (029-864-5971)
測地観測センター      地震調査官     宮川 康平 (029-864-4825)

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