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平成25年4月の地殻変動について

発表日時:平成25年5月10日(金)16時00分

全国の地殻変動概況

 別紙1~7は、国土地理院が全国に展開しているGNSS連続観測網の観測結果から求めた2013年3月下旬から2013年4月下旬までの1ヶ月間の地殻変動を表したものです。平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が東日本の広い範囲で見られます。
 4月13日に発生した淡路島付近の地震(M6.3、最大震度6弱)では、わずかな地殻変動が検出されました。4月17日に発生した三宅島近海の地震(M6.2、最大震度5強)では、地殻変動が検出されました。4月18日に発生した石垣島北西沖の地震(M6.1、最大震度1)をはじめとする、与那国島近海の地震活動では、地殻変動が検出されました。
 火山周辺では、硫黄島において継続的な地殻変動が見られます。


トピックス

  • 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(M9.0、最大震度7)後の余効変動は、東日本の広い範囲で継続していますがその変動速度は小さくなってきています。(別紙8)
  • 4月13日に発生した淡路島付近の地震(M6.3、最大震度6弱)に伴うわずかな地殻変動が検出されました。水平変動量は「洲本」(洲本市宇山)で、南南東方向に1.2cmでした。(別紙9)
  • 4月17日に発生した三宅島近海の地震(M6.2、最大震度5強)に伴う地殻変動が検出されました。水平変動量は「三宅4」(東京都三宅村)で、北東方向に約2cm(暫定値)でした。南北走向及び東西走向の2種類の断層モデルを推定しました。これらのモデルで観測値を説明することができます。(別紙10)
  • 4月18日に発生した与那国島近海〔石垣島北西沖〕の地震(M6.1、最大震度1)をはじめとする、4月17日から18日を中心とした与那国島近海の地震活動に伴う地殻変動が検出されました。水平変動量は「与那国」(八重山郡与那国町)で、南南西方向に約5cm(暫定値)でした。(別紙11)
  • 硫黄島内の「硫黄島1」、「M硫黄島」では2012年4月下旬に、通常より大きな隆起を観測しました。その後、沈降・停滞・隆起を経て、2013年4月頃からほぼ停滞しています。「硫黄島2」では南向きの変動が見られています。(別紙12)
  • 霧島山周辺では、「えびの」-「牧園」、「牧園」-「都城2」の基線で、2012年5月頃からわずかに縮みの傾向が見られていましたが、同年9月頃から停滞しています。(別紙13)
  • 桜島周辺では、鹿児島(錦江)湾を挟む一部の基線で、長期的な伸びの傾向が続いています。桜島島内の基線では、2011年11月頃から伸びの傾向が見られていましたが、2012年7月頃から伸びの傾向は鈍化しています。(別紙14)

補足説明

  • 全国の1年間の地殻変動(2012年4月下旬から2013年4月下旬まで、別紙15)からは、以下のような傾向が見られます。
    • 北海道から中日本までの広い範囲で、東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。
    • 硫黄島では、島内の地殻変動が見られます。
    • その他の地域では、プレート運動による定常的な地殻変動が見られます。

問い合わせ先

国土交通省国土地理院
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
測地観測センター      地震調査官     宮川 康平 (029-864-4825)
測地観測センター      地殻監視課長    飯塚 豊久 (029-864-5971)
地理地殻活動研究センター  地殻変動研究室長  畑中 雄樹 (029-864-6925)

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