平成19年12月~平成20年1月の地殻変動について
発表日時:2008年2月7日(木)16時00分
全国の地殻変動概況
別紙1~7は、国土地理院が全国に展開しているGPS連続観測網の観測結果から求めた平成19年12月中旬から平成20年1月中旬までの1ヶ月間の地殻変動を表したものです。
特に目立った変動は見られません。
トピックス
- 硫黄島内の電子基準点「硫黄島1」、GPS機動連続観測点「M硫黄島」の隆起が、平成19年11月頃から鈍化しています。電子基準点「硫黄島2」の南方向の地殻変動が継続しています。 (別紙8[PDF形式:342KB], 別紙9[PDF形式:200KB])
- 桜島周辺では、鹿児島(錦江)湾を挟む基線で、長期的な伸びの傾向が見られます。2月3日の昭和火口での噴火に伴う顕著な地殻変動は、検出されませんでした。 (別紙10[PDF形式:582KB])
問い合わせ先
国土地理院 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 地理地殻活動研究センター 地殻変動研究室長 飛田 幹男 (029-864-6925) 測地観測センター 地殻監視課長 宮崎 孝人 (029-864-5971) 測地観測センター 地震調査官 中川 弘之 (029-864-4825)
補足説明
- 全国の1年間の地殻変動(平成19年1月中旬から平成20年1月中旬まで、別紙11)[PDF形式:228KB]
- 北海道地方では、平成15年(2003年)十勝沖地震後の余効変動の影響が見られます。
- 能登半島では、平成19年(2007年)能登半島地震に伴う地殻変動が見られます。
- 新潟県中越地方では、平成19年(2007年)新潟県中越沖地震に伴う地殻変動が見られます。
- 房総半島では、平成19年8月のスロースリップによる影響が見られます。
- 硫黄島の変動ベクトルは、島内の地殻変動を表しています。
- その他の地方では、プレート運動による定常的な変動が見られます。