平成19年6月~7月の地殻変動について

発表日時:2007年8月7日(火)16時00分

全国の地殻変動概況

 別紙1~7は、国土地理院が全国に展開しているGPS連続観測網の観測結果から求めた6月中旬から7月中旬までの1ヶ月間の地殻変動を表したものです。
 硫黄島では、南東部の大きな隆起などの地殻変動が見られます。(トピックス参照)
 その他の地域では特に目立った変動は見られません。


トピックス

  • 7月16日に発生した平成19年(2007年)新潟県中越沖地震(マグニチュード6.8)では、電子基準点「柏崎1」(柏崎市松波)で北西方向へ約17cmの移動と約2cmの沈降など、柏崎市の沿岸部で大きな地殻変動が観測されました。
  • 別紙8[PDF形式:67KB], 別紙9[PDF形式:76KB]
  • 伊豆大島では、島内の観測点を結ぶ基線で、平成19年3月頃からの小さな伸びが継続しています。なお、7月20日から21日まで発生した地震活動に伴う地殻変動は、特に観測されていません。
  • 別紙10・11[PDF形式:150KB]
  • 硫黄島では、平成18年8月頃からの電子基準点「硫黄島1」の隆起が継続しています。GPS機動連続観測点「M硫黄島」も4月17日の設置以降、隆起が継続しています。電子基準点「硫黄島2」の南方向の地殻変動も継続しています。
  • 別紙12・13[PDF形式:107KB]
  • 桜島周辺では、鹿児島(錦江)湾を挟む基線で、長期的な伸びの傾向が見られます。
  • 別紙14[PDF形式:38KB]

問い合わせ先

国土地理院
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
地理地殻活動研究センター  地殻変動研究室長  飛田 幹男 (029-864-6925)
測地観測センター      地殻監視課長    宮崎 孝人 (029-864-5971)
測地観測センター      地震調査官     中川 弘之 (029-864-4825)

補足説明

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。