【資料3】(参考)SAR干渉解析について

 2時期に観測されたSAR (合成開口レーダー)画像において、ピクセルごとに位相差を得る解析手法で、SAR 干渉法、干渉SAR 等と呼ばれる。位相差は2回の観測における人工衛星と地表面との間の距離の差に相当するが、観測位置の差、地形による効果などを除去することによって、2回の観測間に生じた地殻変動による距離変化を抽出することができる。この手法は、他の観測では検出困難なほどの稠密な地殻変動情報を得られることや、地表における観測点を設置する必要がないという利点を有する。
SAR 干渉解析により得られる地殻変動成分の概略図

図3 SAR 干渉解析により得られる地殻変動成分の概略図