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平成17年1月~2月の地殻変動について

発表日時:2005年3月8日(火)16時00分

全国の地殻変動概況

  • 国土地理院が全国に展開しているGPS連続観測網の観測結果から求めた1ヶ月間の地殻変動を表したものは別紙1から7のとおりです。北海道東部地域に見られるわずかな変動は、昨年11月29日に発生した釧路沖の地震の余効変動等によるものと見られます。
  • 過去1年の地殻変動は別紙8のとおりです。北海道に見られる変動は平成15年(2003年)十勝沖地震後の余効変動並びに昨年11月29日及び12月6日に発生した釧路沖の地震によるものです。昨年12月14日の留萌支庁南部の地震に伴うと思われるわずかな変動が北海道北西部地域に見られます。昨年9月5日の紀伊半島南東沖の地震に伴う地殻変動が中部地方を中心とする広い範囲において見られます。平成16年(2004年)新潟県中越地震に伴う地殻変動が新潟県周辺に見られます。

トピックス

  • 浅間山周辺の嬬恋-東部基線では、昨年10月の後半以降、ゆるやかな伸びの傾向が見られます。なお、嬬恋-東部基線に見られる伸びの傾向は、昨年の春頃から始まり、9月初めの噴火以降停滞していましたが、10月の後半頃から再び伸び始めたように見えます。この伸びの速度は、9月の噴火以前に見られたものと同じ程度に見えます。
  • 別紙9[PDF形式:299KB]
  • 東海地域とその周辺では、昨年9月5日の東海道沖(紀伊半島南東沖)の地震(マグニチュード7.4)に伴い東海地域でも地殻変動が広範囲に観測されました。地震に伴うステップ状の変動を取り除いた結果には東西成分の動きにこれまでと異なったものが見えています。この原因としては、9月5日の紀伊半島南東沖の地震の余効変動等の可能性が考えられます。
  • 別紙10[PDF形式:111KB], 別紙11[PDF形式:71KB], 別紙12[PDF形式:193KB], 別紙13[PDF形式:61KB]
  • 桜島周辺のGPS基線には、昨年11月以降、桜島及び錦江湾付近を中心とした膨張傾向が見られます。
  • 別紙14[PDF形式:221KB]

問い合わせ先

国土地理院
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
測地観測センター      地震調査官        畑中  雄樹 (029-864-4825)
地理地殻活動研究センター  地理地殻活動総括研究官  村上  亮  (029-864-2477)
地理地殻活動研究センター  地殻変動研究室長     今給黎 哲郎 (029-864-6925)

全国の地殻変動概況の補足説明

1.全国の1ヶ月の地殻変動(2005年1月上旬から2月上旬、別紙1)[PDF形式:63KB]
  • 北海道東部地域に見られるわずかな変動は、昨年11月29日に発生した釧路沖の地震の余効変動等によるものと見られます。
2.地方別の1ヶ月の地殻変動(2005年1月上旬から2月上旬) 3.全国の1年間の地殻変動(2004年2月上旬から2005年2月上旬、別紙8)[PDF形式:72KB]
  • 2003年9月26日に発生した平成15年(2003年)十勝沖地震後の余効変動が北海道地方を中心とした地域で見られます。
  • 北海道に見られる変動は平成15年(2003年)十勝沖地震後の余効変動、並びに昨年11月29日及び12月6日に発生した釧路沖の地震によるものです。昨年12月14日の留萌支庁南部の地震に伴うと思われるわずかな変動が北海道北西部地域に見られます。
  • 関東地方から中国・四国地方にかけて、昨年9月5日に発生した東海道沖(紀伊半島南東沖)の地震に伴う地殻変動が見られます。
  • 昨年10月23日に発生した平成16年(2004年)新潟県中越地震に伴う地殻変動が新潟県周辺に見られます。
  • 硫黄島に見られる大きめの変動ベクトルは、島内での長期的な地殻変動を表しています。
  • その他の地方では、プレート運動による定常的な変動が見られます。

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