発表日時:2004年09月19日(日) 14時00分
国土地理院(院長 渡邊 茂樹(わたなべしげき))は、9月16日に航空機からのレーダー観測(航空機SAR)により撮影した浅間山火口底の画像を分析し、火口底の表面ににマグマが達していることを確認しました。(画像は国土地理院ホームページにて公開しています。URLは、(http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/ASAMA/SAR/indexsar.htm)です。)
航空機SARは電磁波(マイクロ波)を航空機から照射して、地表から跳ね返ってくる電磁波の強さを観測するもので、夜間や雲下・噴煙下でも撮影可能です。
火口底部分の地形について判読を試みました。東西南北のどの方向から撮影した画像にも、同心円状の構造をもった円形の地形が映っています。その実際の位置は、火口クレーター内やや北東部分で、従来は、くぼ地になっていた場所です。影のつき方から、上に膨らんだ地形と考えられ、横に広がるドーム状の形をしていると考えられます。その形成は、9月1日の噴火後始まった可能性が極めて高いと考えられます。
反射強度がやや弱いこと、同心円状の構造が読み取れること、全体として滑らかに見えることから、粘性のやや大きいマグマが間歇的に噴出し、餅を重ねた薄いドーム状の形状が形成されたと推定されます。仮に、半径100m高さ約50m程度の円錐形状を仮定すると、体積は約50万立方メートルとなり、GPSにより7月下旬に浅部に移動したと推定されるマグマ量と同程度です。
なお、GPSによる地殻変動観測には、9月1日の噴火から9月19日午前9時に至るまで、特段の変化は現れていません。国土地理院では,この画像のより定量的な解析を進めています。
航空機SARは電磁波(マイクロ波)を航空機から照射して、地表から跳ね返ってくる電磁波の強さを観測するもので、夜間や雲下・噴煙下でも撮影可能です。
火口底部分の地形について判読を試みました。東西南北のどの方向から撮影した画像にも、同心円状の構造をもった円形の地形が映っています。その実際の位置は、火口クレーター内やや北東部分で、従来は、くぼ地になっていた場所です。影のつき方から、上に膨らんだ地形と考えられ、横に広がるドーム状の形をしていると考えられます。その形成は、9月1日の噴火後始まった可能性が極めて高いと考えられます。
反射強度がやや弱いこと、同心円状の構造が読み取れること、全体として滑らかに見えることから、粘性のやや大きいマグマが間歇的に噴出し、餅を重ねた薄いドーム状の形状が形成されたと推定されます。仮に、半径100m高さ約50m程度の円錐形状を仮定すると、体積は約50万立方メートルとなり、GPSにより7月下旬に浅部に移動したと推定されるマグマ量と同程度です。
なお、GPSによる地殻変動観測には、9月1日の噴火から9月19日午前9時に至るまで、特段の変化は現れていません。国土地理院では,この画像のより定量的な解析を進めています。
添付資料
問い合わせ先
国土地理院 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 地理地殻活動研究センター地理地殻活動総括研究官 村上 亮 029-864-2477(直通) 測図技術開発室長 大木 章一 029-864-5911(直通) 地理地殻活動研究センター長 海津 優 029-864-2669(直通)

