1日の新島・神津島近海地震に伴うGPS連続観測結果

発表日時:2000年07月02日(日) 11時30分

 建設省国土地理院(院長 城処求行)では、地震活動が活発化している神津島周辺の地殻の変化を把握するため、GPS連続観測を行っています。7月1日 16時02分頃新島・神津島近海で発生した地震(マグニチュ-ド6.4)による地殻変動を把握するため、震源地周辺の電子基準点で観測されたデータを国土地理院で解析(最終データは7月2日6時までのデータ)した結果、地震に伴う地殻変動と見られる変化が見られました。

7月1日の地震の震央から遠く離れ、地震の影響がないと考えられる点に対して、神津島1は西に約5cm南に約3cm、式根島が東に約4cm南に約2cm、新島が東に約2cm北に1cm動いているように見えます。

電子基準点間の距離

「南伊豆2」 ~ 「新島」    約47km
「南伊豆2」 ~ 「式根島」   約46km
「南伊豆2」  ~ 「神津島1」  約53km
「新島」   ~ 「御蔵島」   約63km
「新島」   ~ 「式根島」   約6km
「式根島」  ~ 「御蔵島」   約62km
「式根島」  ~ 「神津島1」  約16km
「神津島1」 ~ 「御蔵島」   約56km

問い合わせ先

  建設省国土地理院
  〒305-0811  茨城県つくば市北郷1番    TEL 0298-64-1111(代表)
   測地観測センター
     地殻監視課長          大瀧 茂  TEL 0298-64-5971(直通)
   地理地殻活動研究センター
     地殻変動研究室主任研究員 小沢慎三郎 TEL 0298-64-6262(直通)
神津島周辺GPS連続観測基線図

基線長変化グラフ1

基線長変化グラフ2

基線長変化グラフ3

基線長変化グラフ4

基線長変化グラフ5

基線長変化グラフ6

基線長変化グラフ7

基線長変化グラフ8