有珠山の地殻変動(24)

発表日時:2000年06月19日(月) 18時00分

有珠山周辺の水準測量による上下変動

 国土地理院(院長城処求行)は、有珠山の火山活動に伴う地殻の上下変動を高精度に把握するため、噴火後の2回目の水準測量を6月13日から6月17日まで実施しました。水準測量は、伊達市から虻田町及び壮瞥町に向かう路線において行い、その結果を噴火後の1回目(5月14日から5月18日)の観測結果と比較しました。このことによって、噴火後の有珠山周辺の上下変動の正確な大きさが分かりました。

 噴火後の1回目の観測結果により、伊達市から壮瞥町の路線で大きな隆起が見られた昭和新山南麓の水準点1049-7及び壮瞥温泉の水準点1053 -7で約10mmの沈降、伊達市から虻田町の路線で大きな隆起が見られた東有珠町の水準点7195で約7mmの沈降となっています。

 この観測の結果は、以下の国土地理院ホームページ(有珠山のページ)で公表しています。
  http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/USU/index.htm

問い合わせ先

国土地理院 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
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