全国の湿原変遷調査

Areal Changes of Marshes in Whole Country

地理調査部
山川 修・乙井康成・中田外司・矢口秀則・関口辰夫・畠山祐司・沼田佳典
Geographic Department
Osamu YAMAKAWA, Kousei OTOI, Sotoshi NAKATA, Hidenori YAGUCHI,
Tatsuo SEKIGUCHI, Yuuji HATAKEYAMA, Yoshinori NUMATA

はじめに

 湿原は動植物の貴重な生息の場として、また我々が生活する上で潤いを与える場として、重要視されるようになってきた。
 わが国の湿原は土地利用の急速な進展により年々消失している。
 平成8年度を初年度として3年間で、全国の湿原状況がどのように変化したか調査解析することにより、その現状を明らかにし、湿原の重要性を再認識するとともに、今後環境の保全、保護の基礎資料とすることを目的に、全国の湿原変遷調査を実施した。