平成16年度の台風災害に対する測図部の取り組み
Responses of Topographic Department of GSI to the Typhoon Disasters in 2004
測図部 石田和男・鯉渕浩次・浦部ぼくろう
Topographic Department Kazuo ISHIDA, Koji KOIBUCHI and Bokuro URABE
要 旨
新潟県中越及び福島県会津地方は，７月12日深夜から翌13日にかけて局所的な集中豪雨に見舞われ，河川の増水，家屋の浸水，土砂崩れ等が相次いだ．一部河川の堤防が決壊し，町の中心部が水没状態になるなど，広い範囲で冠水した．その後，福井地方においても７月17日夜から18日にかけて局所的な集中豪雨があり，同様の豪雨災害が発生した．
測図部では，被害状況の把握と災害復旧に資するため，被災地域の空中写真撮影を実施し，関係機関に提供すると共に，国土地理院ホームページで公表した．また，著しい被害地区の正射写真図を作成し，同様にホームページで公表したのでその取組について報告する．