平成15年（2003年）十勝沖地震に対する測地部の取り組み
The Response of the Geodetic Department of GSI to the Tokachi-oki Earthquake in 2003
測地部 辻宏道・白井康友・大滝三夫・杉原和久１・川本利一２・木村勲・井上武久
Geodetic Department Hiromichi TSUJI,Yasutomo SHIRAI, Mitsuo OHTAKI, Kazuhisa SUGIHARA１,Riichi KAWAMOTO２, Isao KIMURA, and Takehisa INOUE
要旨
平成15年（2003年）十勝沖地震に対応して実施した現地における緊急測量（水準測量，GPS測量），三角点・水準点の維持管理に関する処置，新十津川におけるVLBI観測，帯広における絶対重力観測について述べる。また2004年度に計画している三角点・水準点の復旧測量の考え方を説明する。今回の海溝型巨大地震における対応を通し，地震後の基準点体系の維持管理に関する経験が深まったと考えられる。
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