講評
(1)「東南海・南海地震域の地殻変動特性に関する研究」の事前評価
(2)「火山性地殻変動のダイナミックモデルに関する研究」の事後評価
(3)「ニューラルネットによる画像情報の判別手法に関する研究」の事後評価
- 必要性が非常に高い研究で、内容は国土地理院が得意とするGPSによる地殻変動観測に加えて干渉SAR技術を取り入れ、変動パターンを捉えるものである。
- 時宜を得た研究であり、将来の地震現象の理解に役立つ研究として進めてもらいたい。
(2)「火山性地殻変動のダイナミックモデルに関する研究」の事後評価
- 研究期間中に起こった2つの火山活動にモデルを適用し、有効な結果を得た。
- 当初の目標を上回る十分な成果をあげた。
- 今後、重力データ、SARデータも加えたモデルの構築を期待する。
(3)「ニューラルネットによる画像情報の判別手法に関する研究」の事後評価
- 解析した事例数、基礎的検討、他の手法との比較が不足しているため、厳しい評価となった。
- いまの評価基準ではこのような厳しい評価となるが、重要なテーマであり、もっとチャレンジしてもらいたいテーマである。