測量・地図分野研究課題事後評価書

提案課・室名
問合せ先

 
課・室名:地理地殻活動研究センター 地理情報解析研究室
TEL:0298-64-5942 FAX:0298-64-2655
代表担当者:地理情報解析研究室長 政春 尋志
研究課題名 最近5箇年間の地理情報取得・解析に関する研究
予算  
研究期間 1994年4月~1999年12月
1 当初計画における目標成果の最終達成度
 
(コメント)
地理情報整備を担当する国の機関として、概ね使命に応える研究成果を挙げている。
2 研究の貢献度
 
(コメント)
  • 研究成果は地理情報整備に多大の貢献をしており、防災や環境保全に重要なデータを提供している。
  • 情報基盤整備のための「新たな情報」の開拓に関する研究の展開も望まれる。
3 成果発表
 
 (コメント)
  • 国内外の学会等においての発表および学術誌上での発表を通じて成果は広く公開されている。
  • 国土地理院の地理情報整備に関する研究成果の一部はホームページを通じて一般にも公開されているが、さらに一般への公開の努力が望まれる。
4 不完全要因
 
研究開発に携わる職員の専門性を深めることができるよう、人材養成に対する配慮がさらに必要である。
 
5 成果の活用方針・見込み (コメント)
研究成果は、防災、環境保全等に広く利用されており、防災研究や環境監視等に貢献している。
 
6 残された課題と新たな研究開発の方向 (コメント)
  • 「地理情報」を広く捉え、機械によって収集できる地形情報のみならず、地表情報の収集方法や整理・提供手法の開発に関する研究も必要である。
  • GISの利用促進を図るためのさらなる研究開発が必要である。
  • 取得された地理情報データに対する解析的利用の研究を推進すべきである。
7 その他、課題内容に応じ必要な事項

 
(コメント)
国土地理院に蓄積されている膨大な地理情報の有効な活用を図るため、様々な制度を利用して、国内外の研究者との交流を一層深めることが重要である。 
総合評価  ○1.十分な成果  2.一部不満足  3.部分的成果  4.失敗
(コメント)
  • 地理情報の整備に係わる国の機関として、十分な研究成果を挙げてきたと考える。
  • 研究職の配置により研究組織も整いつつあり、研究面での一層の発展が期待できる。今後、体制の強化、若手研究者の育成を行っていく必要がある。