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平成10年度第1回国土地理院研究評価委員会概要

日時:平成10年11月2日(月) 14:00~17:30
場所:国土地理院本院
出席者(敬称略):
委員 厳 網林(イェンワンリン)  武蔵工業大学助教授
大森博雄  東京大学大学院理学系研究科教授
川崎一朗  富山大学理学部教授
白川英俊  NTTアクセスサービスシステム研究所長
高木幹雄  東京理科大学基礎工学部教授
竹本修三  京都大学大学院理学研究科教授
立花 隆  ジャーナリスト
細村 宰  金沢工業大学環境システム工学科教授
横山紘一  国立天文台水沢観測センター
 地球回転研究系教授・主幹
(委員は五十音順)

 国土地理院  野々村邦夫 院長
渡辺 浩 参事官
上玉俊男 総務部長
星埜由尚 企画部長
矢口 彰 測地部長
長岡正利 測図部長
永井信夫 地理調査部長
赤桐毅一 地図部長
太島和雄 測地観測センター長
吉村好光 地理地殻活動研究センター長
多田 堯 地理地殻活動総括研究官
稲葉和雄 研究企画官

2. 講評

 今回評価した3課題は、国土地理院の研究センターで行うのに非常に適したテーマだというのが総合的な評価である。特に1番目の課題は国土地理院でなければできない研究で、そのデータの蓄積から火山性の地殻変動の計測ができるというのは非常に意義がある。
 2番目のVLBIとGPSについても、設備投資が行われ、これからそれを使用していくという意味で、進めるべき研究である。
 3番目のニューラルネットによる画像情報の判別手法に関する研究は、将来、高分解能センサーがいろいろ開発されてくることから、人間が行っている判読を自動化するという意味で、立ち上げるべき研究である。しかしながら、ニューラルネットワークで大量に処理しても、うまくいくかは疑問が残る。従来のニューラルネットワークの研究の経緯から見て、大量に処理すればいいというものではないと思われる。スペクトルデータと形状データをより重視しなければならないので、必ずしもニューラルネットワークというタイトルにはこだわらず、形状データに着目した新しい分類法、自分の目的のアルゴリズムを開発する方向に進んだらよい。
 今回の外部評価委員会は初回のため、事前評価が予算要求後になった。今後は、計画を立ち上げる段階で評価し、幾つかプロポーザルを出した中で競争して良いものを取り上げていくといったシステムであれば、活性化が図れるので、宜しくお願いしたい。それぞれの研究はどのような人が実施するのか、きちんとした裏づけまで評価したらよい。
 個別のテーマの位置付けを評価したが、それよりも国土地理院全体の研究のあり方、研究リソース配分、研究者の教育、研究体制のあり方などの議論も必要である。
 さらに、国土地理院は非常に膨大なデータを持っていることから、国際的にこれらデータを流通させて、貢献することを期待する。昔に比べると国土地理院のデータは、CDで手に入る等使いやすくなったが、さらにネットワークを使って世界中の人がアクセスできる等、インフラの整備を期待したい。

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