第3部 特別企画
「陸域観測技術衛星『だいち』を利用した国土の把握」

「だいち」が見せた地表の動き
−ALOS/PALSARの活用−

地理地殻活動総括研究官 今給黎 哲郎  

 「だいち」に搭載された合成開口レーダーPALSARは、これまで見ることのできなかった微細な地表の動きを、面的に洩れなく、鮮明に見せてくれている。これにより、私たちは、地震発生や火山活動、地盤沈下などのときに、地下では何が起こっているのかを的確に推定することができるようになった。平成19年(2007年)能登半島地震、平成19年(2007年)新潟県中越沖地震、硫黄島の火山活動などを事例に、PALSARで把握した地表の変動と、それにより明らかになった地下の動きを紹介する。

全文【PDF:1,731KB】


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