特別講演「ユビキタス空間情報基盤の確立に向けて」

第36回国土地理院技術研究発表会

東京大学大学院情報学環 副学環長・教授
YRPユビキタス・ネットワーキング研究所 所長
トロンプロジェクトリーダー 坂村健


技術それ自体以上に、技術の運用――制度設計が重要な時代になっている。また21 世紀の多様化した社会においては、だれかが命令するのでなく、多くの組織やボランティアまでが独立に判断をして動いてしかも社会全体としてまとまった活動を可能にする、現実のモノや場所をベースにした情報共有基盤が重要になる。そういうオープンでユニバーサルなユビキタス情報インフラの実現という観点から地理情報インフラを考えてみたい。

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