新技術での測量風景など

従来から行われてきた三角測量に代わって、電波や光波による距離の測量が精度良く、簡単に行われるようになりました。

• トータルステーションは、１台の機械で距離と角度の測量の両機能を備えたものです。

• ＧＰＳ測量機は、人工衛星からの電波によって地球上での３次元の位置を、これまで以上に正確に測量することができます。ＧＰＳ衛星からの距離は、ＧＰＳ衛星から発信された電波が受信機に到達するまでに要した時間から求めますが、測量の方法によっては、１０km離れた２点間の相対的な位置が数cmの精度で求められます。

• ＶＬＢＩは、数十億光年の彼方から届く準星（クエーサー）の電波によって、何千Ｋｍも離れた２点間の距離を、わずか数mmほどの誤差で測るものです。

最近では、こうした新しい技術を利用して、土木工事や地図作成が行われています。さらに、年に数センチメートルといった細かな地殻変動をリアルタイムでとらえることが可能になっています。