測量の結果（網図と配点図）

いずれも、基準点の設置状況と周辺との関係を示したもので、これから測量を実施しようとする技術者が利用するものです。

「基準点網図（もうず）」には、三角点の配置とともに、周辺の方向が見えるか見えないか（視通線）と観測の方向、平均計算の順序などが記号で示されています。

ところで、三角点の測量を実施する測量技術者には、「冠字」といわれるものが与えられます。これは、漢字１字で示された、測量技術者固有の「符号」、「屋号」といったものです。

仲間うちでは、観測手簿や網図などの測量結果に記入された「冠字」を見れば（基準点網図の拡大図参照）、誰が観測した三角点であるか一目瞭然というわけです。

基準点配点図は、今後の測量計画に便利なように三角点の配置と等級（○の大きさで）、名称が記入されています。