地形図を散歩する:油井
油井
新潟県新津市(5万分の1地形図「新津」)
新津市の南に広がる丘陵地帯には、日本にもこんな大油田地帯があったのかと目を疑うほどの、油井・ガス井を示す井桁(いげた)状の記号がたくさん見られます。
全盛期の明治から大正にかけては、年に15万klを産出したといいますが、現在はどうなのでしようか。少なくても、日本のエネルギー消費に影響を与えるような産出量はないはずですが、この地図を見ていると、新津市には日本の石油王がたくさん住んでいそうな気がしてきます。
付近には、石油にちなんだ地名「草水(=臭水、くそうず)」があり、石油王ゆかりの石油博物館があるといいます。