地形図を散歩する:砂州(天橋立)

砂州(天橋立)

京都府宮津市(2万5千分の1地形図「宮津」)

画像:2万5千分の1地形図「宮津」

日本三景の一つ「天橋立」です。細長く続く砂州は約3kmほどあり、その中央には、地図上では「小天橋」、「大天橋」と二本の橋に続く、破線で描かれる遊歩道があります。そして、左側の砂浜には次第にやせ細る砂浜を守るための防波堤がいくつか見えています。全体的に砂浜がノコギリ状に見えていることから、この効果は上がっているのでしょう。

 

ここを訪れる観光客には何の興味も持たれないのでしょうが、「天橋立」の最も広い部分には、地図作成や測量に使われる標高0.8mの四等三角点「文殊」と、この図の上の端には「天橋立」が静かに配置されています。