企画展「山を知る」
企画展「山を知る」
開催案内
日本の国土の約2/3を占めている山々は、新緑、紅葉、雪山など四季折々に豊かな表情を持ち、私たちの暮らしに様々な恵みを与えてくれます。
一方、山は、時として大きな災害を引き起こします。これまでも多くの人々の命や生活の場を奪い、私たちに自然の力の大きさを見せつけてきました。
先人たちは、山を深く知ろうと努力を重ね、美しい、恵み豊かで、そして恐ろしくもある「山」と共存しつつ生きる知恵を磨いてきたのです。「地図」は、山を知るための最も身近で、頼もしいパートナーです。そして、地図は山から作られると言っても過言ではありません。
伊能忠敬は、遠くに見える山を様々な方向から測ることで地図を作りました。その基本的な手法は、明治以降も引き継がれ、全国の山に三角点標石を埋設し、近代国家建設の基礎となる国土の測量が進められてきたのです。そして現在では、その三角点を基準として、空中写真などを用いて地図が作成されています。
この企画展では、測量や地図の視点から「地図」に描かれた特徴的な山の地形や山で役立つ山の断面図を作る地理院地図の機能、ビックデータを活用した登山道の修正事例などを紹介します。この企画展が、山の魅力に新たな光を当て、私たちが山をいっそう深く知るきっかけとなれば幸いです。
会期
2018年7月25日(水)から11月4日(日)
会場
国土地理院「地図と測量の科学館」2階 特別展示室
企画展紹介
みどころ
1.山と三角点
2.地図に描かれた特徴的な山
3.伊能忠敬が仰いだ山々
4.山で役立つ地図
5.火山を知る
2.地図に描かれた特徴的な山
3.伊能忠敬が仰いだ山々
4.山で役立つ地図
5.火山を知る
展示風景
展示パネル一覧
本企画展に使用したパネルにつきましては、PDFにてご覧いただけます。
ファイルサイズの関係で、6分割しています
企画展「山を知る」