企画展「国土を測り 大地を監視する」
企画展「国土を測り 大地を監視する」
企画展示のご案内
展示風景
展示概要
明治から始まった我が国の近代測量の目的の1つは、全国を統一された精度(縮尺)の地図(5万分1地形図)で整備することにありました。水平位置は、基線・一等三角の骨格測量から三等三角の細部測量まで国土を精密な測地測量で覆いました。また、標高は一等・二等水準測量と三等三角測量で決定しました。この過程で、測地測量が地震などに伴う地殻変動量を把握できることが示され、以後、測地測量は、地震国である我が国の「大地の監視」の役割を担うことにもなりました。
本企画展では、測量機器や測量方法、その測量の成果である地殻変動の記録等を実際の測量機器、地殻変動図等により紹介します。また、最新の測量機器の展示も併せて行います。
この機会に、測量が果たす役割とそれを支えてきた測量機器の変遷をとおして、地図と測量への理解と親しみをより一層深めていただければ幸いです。
- 主な展示内容
- 基線尺と経緯儀の時代
- 光波測距儀の時代
- 宇宙測地の時代
- 最新の測量機器
展示パネル一覧
本企画展に使用したパネルにつきましては、PDF形式にてご覧いただけます。