第21回全国児童生徒地図優秀作品展大臣賞表彰式
第21回全国児童生徒地図優秀作品展大臣賞表彰式
国土交通大臣賞・文部科学大臣賞の表彰式
国土地理院では、全国各地で開催されている「児童生徒の地図に関する作品展」の各地区の優秀作品を一堂に集めて企画展「第21回全国児童生徒地図優秀作品展」を開催しています。
これらの優秀作品の中から特に優れた作品に対して、国土交通大臣賞、文部科学大臣賞を授与しており、本年の表彰式が1月9日(火)に、国土交通大臣応接室で執り行われました。
表彰式には、国土交通大臣賞の立命館小学校2年 楳木有紀乃さん、文部科学大臣賞の岐南町立岐南中学校2年 杉江俊哉さんが出席され、石井国土交通大臣から表彰状と記念品が授与されました。
左から楳木有紀乃さん、石井国土交通大臣、杉江俊哉さん
受賞の様子(国土交通大臣賞)
受賞の様子(文部科学大臣賞)
受賞作品の紹介
【国土交通大臣賞】
作品名:「私の住む町南福西町『助け合い』安心安全MAP」
受賞者:私立立命館小学校 2年 楳木 有紀乃
作品主旨:私の住む町は町ができて40年が経ち、空き家やお年寄りが増えました。そこで、町内の人が安心して暮らせるように、住人の状況に注目して作成しました。MAPは基本地図と、3枚の透明シート[1]防災シート[2]住人状況シート[3]交通安全シートで構成しました。各シートは左右上にめくれ、知りたい情報だけを見ることができます。特に工夫をしたのは、住人についての独自調査です。表札の調査だけでなく、各家の洗濯物、庭、車や自転車について、何度も調査を行い、住人(独居、老人等)を推測しました。MAP作成で得た情報を元に、安全で住みやすい町づくりに協力したいと思います。
【文部科学大臣賞】
作品名:「小学校・中学校統廃合map 関・美濃半世紀の歩み」
受賞者:岐阜県岐南町立岐南中学校 2年 杉江 俊哉
作品主旨:小中学校の統合によって校区が拡大し、児童・生徒が遠くの学校にまで通わなければならないことを知り、興味をもちました。実際の通学状況を調べ、その結果を地図を使ってうまく表したかったです。
山間部の過疎地を予想はしていましたが、現在の子供の数があまりにも少ないことに驚きました。また、通学距離も驚くほど長く、自分の環境がいかに恵まれているかを改めて知りました。