児童・生徒の地図作品展

第25回(平成29年) 徳島地区 主催:徳島地理学会

作品展の概要

「児童・生徒の地図作品展」は、徳島県内の小・中・高の児童生徒が作成した地図類を募集し、優秀な作品を展示して、地理教育・地図教育の発展を図ることを目的に毎年11月末~12月初めに開催されています。

作品:増え続ける徳島の分譲マンション~過去30年間の変化~

奨励賞/国土地理院長賞

作品名:増え続ける徳島の分譲マンション~過去30年間の変化~

受賞者:鳴門教育大学附属中学校 1年 滝沢 凜

作品主旨:最近、新聞に新しく建つマンションの広告が入っているのをよく見ます。そして私の住む徳島市にもマンションが増えてきていると感じます。そこで過去30年間でどのようにマンションが増えてきたのか調べました。調べた結果を分かりやすく示すために模型を作ることにしました。制作してみてマンションの多い地域やどのように増えてきたのか分かりました。マンションが建つことで街の人口分布も変わっていくのではないかと感じました。


作品:日本三大秘境~祖谷川にかかる橋調べ~

国土地理院長賞

作品名:日本三大秘境~祖谷川にかかる橋調べ~

受賞者:徳島市入田小学校 3年 細川 朋美

作品主旨:この地図を作るときに一番大変だったことは、祖谷川にかかっている全ての橋を調べて1つずつ歩数を数えながら歩いたことです。
ほとんどの橋は、東祖谷から西祖谷の中心くらいまでにありました。川ぞいに多くの人が住んでいて、行き来するための橋が必要なのだと思いました。一方、祖谷渓は谷が深すぎてほとんど橋はなく、人の家もありませんでした。
私が作ったこの地図を見た人が、祖谷に行ってみたいと思ってくれるとうれしいです。


作品:徳島県の人口増減と高齢化の実態

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:徳島県の人口増減と高齢化の実態

受賞者:鳴門教育大学附属中学校 2年 中野 愛唯佳

作品主旨:日本の人口は今後、加速度的に減少すると言われており、徳島県も年々減少傾向にあります。そこで、地域格差がどのくらい進んでいるのかを知りたいと思い、現在と過去のデータを比較しました。また、高齢社会の中で高齢者が住みやすい徳島県であって欲しいと願い、地域別医療の充実なども調べてみました。徳島県には、全国レベル以上の優れた点が多くあり、たくさんの方に知って欲しいと思いました。


作品:徳島市内の古ふん調べ

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:徳島市内の古ふん調べ

受賞者:徳島市佐古小学校 5年 神野 秀太朗

作品主旨:ぼくは、考古資料館へ行き、古ふんに興味を持った。2・3年生で、徳島市内の代表的な古ふんは、どんな場所にあるのかや出たお宝の調査をした。結果、古墳は、小高い山や山のすそのに作られていたことが分かった。
そこで、人々の住んでいる場所が、今昔では違うのではないかと考えた。今年は、市内の古ふんを全て調べ、その場所を年代別に分類した。さらに、現在の地図上に、古ふん群の場所を重ね合せる工夫をして違いを考えた。


作品:『内町地区』の地震・津波避難に知っておこうマップ

国土地理院四国地方測量部長賞

作品名:『内町地区』の地震・津波避難に知っておこうマップ

受賞者:徳島文理中学校 1年 堺 脩斗

作品主旨: 震災はいつやってくるかわからない。
いざという時のために様々なシュミレーションを考えていれば、自分の命は守ることができるかもしれない。
今回は自分の住む地区しか調べられなかったが、通学路も調べ、「もしも」に備えたいと思った。
この地図をきっかけに、いざという時に安全かつ落ち着いて行動できるように心がけることができると思う。避難ビルを知っているだけでなく、その場に行って自分で見て確認する必要性も感じた。


作品:中津峰山周辺の立体地図

国土地理院四国地方測量部長賞

作品名:中津峰山周辺の立体地図

受賞者:徳島市宮井小学校 5年 西田 まほ

作品主旨:わたしは、徳島市の中津峰山のふもとの多家良町に住んでいます。その中津峰山を鳥になって上空から見たらどうなるだろうと思いこの模型を作りました。等高線ごとにカッターでスチレンペーパーを切るのは大変でした。実際に作ってみて、今まで知らなかった地形や山の形を具体的に知ることができました。


作品:徳島県内の市町村別高齢者(65歳以上)の割合について

徳島県教育委員会教育長賞

作品名:徳島県内の市町村別高齢者(65歳以上)の割合について

受賞者:徳島文理中学校 1年 中村 美心

作品主旨:日本は、高齢化が進んでいるといわれています。そこで、私が住んでいる徳島県の高齢化状況と人口増減がどうなっているのか興味を持ち、調べてみました。
  10年前、5年前、現在の3つを比較してみました。ほとんどの市町村で人口が減り、全市町村で高齢化率が増えていました。また、特に山間部で高齢化が進んでいました。
  今後も高齢化が進むことによって社会のしくみがいろいろ変わるんだなと思いました。