神戸市小学校社会科作品展

第16回(平成29年) 神戸地区 主催:神戸市小学校教育研究会社会科部会

作品展の概要

「神戸市小学校社会科作品展」は、各学年の学習能力に応じ、身の回りの社会事象を歴史的視点・地理的視点・環境的視点などから考察し、多様な発想で表現することで、神戸市内の小学生が、社会科への興味関心を高めることを目的に毎年9月に開催されています。

作品:いざという時のために防災MAP

奨励賞/国土地理院長賞

作品名:いざという時のために防災MAP

受賞者:神戸市立糀台小学校 5年 増井 美月

作品主旨:昨年、こども110番の家を調査し、地域の多くの方に守られていることを知りました。今年は、いざという時のためにどうすればいいか、消防署や区役所の方に協力していただき、避難場所や防災設備などを調べました。街にはたくさんの防火水槽があり、災害時給水拠点や防災資機材庫の場所を確認し、地図にマークをつけました。防災マップ作りは、何日もかかり大変でしたが、災害について考えるとてもいい機会となりました。


作品:歩いて見つけた“みかげ北”の今と昔

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:歩いて見つけた“みかげ北”の今と昔

受賞者:神戸市立御影北小学校 3年 松尾 慶志

作品主旨:社会科の授業で地図を作ったことが楽しかったので、ぼくの住む御影北の町の今と昔を地図で比べてみようと思いました。図書館や公会堂の資料館を訪ねて、ぼくの小学校が設立された約60年前の町の姿を調べました。昔は山だったところが今は住宅地になっていることや、公園や橋の名前、学校の校歌などには昔の地名が残っていることが分かりました。この研究で町の歴史にさらに興味をもったので、これからも色々と調べてみたいと思います。


作品:扇状地の街、神戸

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:扇状地の街、神戸

受賞者:神戸市立西山小学校 5年 浦辺 真央

作品主旨:一学期に、日本の国土の特色を学習しました。私は、神戸の特色を調べようと思い、神戸市のホームページを見ました。そして、神戸が扇状地の街であることを知り、等高線で地形を立体的に表すことで扇状地の広がりがより良く分かると思い模型を作りました。等高線の形、川の流れ、駅の位置から、扇状地の上に神戸の街が広がっていることが良く分かり、とても勉強になりました。


作品:ひよどり台校区マップ

 

入  選
作品名:ひよどり台校区マップ

受賞者:神戸市立ひよどり台小学校 3年 土江 彩奈

作品主旨:登校中、道に様々なマークがあることに気がつきました。お母さんが「道路標識というんだよ。」と教えてくれました。そこで、わたしの町にはどんな道路標識があるか地図にしようと思いました。学習した地図記号も使いたいと思い、町にあるお店などについても調べました。自転車で町をまわって調べるのは大変でしたが、道路標識には理由があったり、地図記号にも分かりやすくする工夫があったりすることが分かり、おもしろかったです。


作品:私のまちのひなんマップ

 

入  選
作品名:私のまちのひなんマップ

受賞者:神戸市立夢野の丘小学校 5年 野﨑 莉子

作品主旨:私の住んでいる町は、すぐうらに山があり、近くには川があり、海も遠くないところにあって、すごくいいところです。でも、昔にはその山が、がけくずれしたり、川がはんらんしたりしたことがあると聞きました。もし急に、災害がおこったら、私はどこにひなんしたらいいのか、にげるときにきけんな道はないのか、調べてみることにしました。調べたことを家族や友達にも伝えて、みんなが安全ににげられるようにしていきたいです。


作品:やってみよう伊能忠敬

 

入  選
作品名:やってみよう伊能忠敬

受賞者:神戸市立神戸祇園小学校 4年 佐々木 翔

作品主旨:学校で日本の都道府県を覚えるために、日本地図を見る機会がありました。その時、この日本地図を最初に作ったのは誰なのかということに興味をもちました。調べてみると、それは伊能忠敬という人が、自分で日本全国を歩いて作ったものだと分かりました。そして、実際に木の道具と大きな分度器を作り、伊能忠敬と同じ方法で家から学校までの距離を測ってみました。実際にやってみると予想よりも大変で、伊能忠敬は素晴らしい人だと思いました。


作品:姫路城スゴロク

 

入  選
作品名:姫路城スゴロク

受賞者:神戸市立だいち小学校 6年 谷口 弘将

作品主旨:昨年、姫路城大修理に使われた瓦を作る工場を見学しました。今年は姫路城に行き、歩いてみると広さにおどろきました。昔はもっと広かったと知り、さらにおどろきました。姫路城は迷路のように作られていて、門が大事な役割をしていることに興味をもちました。姫路城が工夫されて建てられたことが伝わるようマップにしました。さらにゲームのようにすれば楽しみながらみりょくが伝わると考え、スゴロクとクイズにまとめました。