いばらき児童生徒地図作品展

第17回(平成28年) 茨城地区 主催:いばらき児童生徒地図研究会

作品展の概要

「いばらき児童生徒地図作品展」は、茨城県の小・中学生が身のまわりの環境や地域の姿を自ら観察・調査し、それらを地図として表現することにより、環境や地図さらには地域に対する関心を深めることを目的としています。毎年11月~12月にかけて作品展が開催されています。

作品:マンホールに刻まれたつくば市の歴史

文部科学大臣賞/最優秀賞

作品名:マンホールに刻まれたつくば市の歴史

受賞者:つくば市立竹園西小学校 5年 小西 菜月

作品主旨:私の住むつくば市では、スペースシャトルのデザインマンホールが有名だが、自宅近くで「桜村」と書かれたマンホールを見つけ不思議に思った。調べてみると、約30年前に桜村は他4町と合併してつくば市になったとわかった。古いマンホールを見れば、他にも何か昔のことがわかるかもしれないと思い、調べて地図にまとめた。新旧たくさんのマンホールの模様から、合併前の旧町村や筑波研究学園都市開発の歴史を少し知ることができた。


作品:トレイルすごろく 筑波山へGO!

優秀賞

作品名:トレイルすごろく 筑波山へGO!

受賞者:茨城大学教育学部附属小学校 4年 甲野藤 秀文

作品主旨:ぼくは、お父さんと三角点めぐりをしているうちに山登りが好きになり、日本百名山めぐりをはじめました。
地図の上ではきょりが短く見える山でも、実際に登ると時間がかかることがあります。それは、登りが急だからです。そこで、トレーニングのために行く筑波山の全てのルートを登り、実際のタイムを計りました。そして、それをシールの間かくで表しました。
このすごろくで、みんなにも山登りの楽しさを知ってほしいです。


作品:東海村遺跡3Dマップ

優秀賞

作品名:東海村遺跡3Dマップ

受賞者:茨城県立日立第一高等学校附属中学校 1年 吉田 衣里

作品主旨:この模型を製作するときに一番難しかったことは、地図から村の各地の標高を調べることです。
通常の平面の地図からは、標高がどうなっているのかよくわからなかったので、標高がわかるパソコンのソフトを利用しました。私はパソコンがあまり得意ではなかったので、父に手伝ってもらいながら作業を進めました。まず等高線を引いて、そこから模型をつくるのですが、作業にとても時間がかかりました。たいへんなこともありましたが、想像通りの出来栄えになりました。


作品:桂地区の埋もれた城館

優秀賞

作品名:桂地区の埋もれた城館

受賞者:城里町立桂小学校 6年 大野 地央

作品主旨:三年前に自分の家の近くの平治館という出城を調べた。その時茨城県北部に勢力を持っていた佐竹氏にたどりついた。城里町桂地区と佐竹氏との関係を多くの人に知ってほしいと思い、桂地区の他の城館跡も調べた。桂地区内を通る国道百二十三号線は茂木に出る。そこはもともと那須氏の領地だった。佐竹氏と那須氏は対立していたので、桂地区にも庶子家を置いて那須の侵攻を防いでいた桂地区も佐竹にとって重要な防衛地点だったようだ。


作品:水戸郷土かるたMap

優秀賞

作品名:水戸郷土かるたMap

受賞者:茨城大学教育学部附属中学校 1年 関 有里加

作品主旨:私は水戸で生まれ、育ちました。水戸郷土かるたは、小さい頃から遊んでいました。今回、地図をつくるにあたり、水戸郷土かるたの史跡めぐりをしたいなと思いました。そして、かるたの中で、名前は聞いたことがあっても行ったことのない場所がたくさんあることを知りました。そこで、全部は行くことが出来ませんでしたが、特に気になった所を回ってみることにしました。


作品:わたしのつうがくろ やさいがいっぱい やちよまち

優秀賞

作品名:わたしのつうがくろ やさいがいっぱい やちよまち

受賞者:八千代町立安静小学校 1年 大竹 穂希

作品主旨:わたしは、ことし1ねんせいになりました。わたしのつうがくろには、やさいばたけがたくさんあります。のうかのひとが、だいじにそだてています。どんなやさいがあるか、しらべてちずにしました。なんのやさいかわからないときは、のうかのひとに、ききました。
やさいは、ぐんぐんと大きくなります。やさいをたくさんたべて、まいにちげんきにがっこうへいきます。


作品:地図で見るつくば市の変化 ~3つの大きな出来事を経て~

優秀賞

作品名:地図で見るつくば市の変化 ~3つの大きな出来事を経て~

受賞者:茗溪学園中学校 2年 川島 絢子

作品主旨:つくば市周辺の3つの大きな出来事に注目し,地図にどのような変化がみられるかを調べました。筑波研究学園都市の建設により東大通り・西大通り等の道路,研究機関や大学等現在のつくばの街並みが形成されました。つくば科学万博を経て徐々に住宅が増えましたが,その変化は緩やかなものでした。劇的な変化がみられたのはTX開通後です。研究学園都市駅の周辺では,短期間のうちに住宅や商業施設,新しい道路などが造られました。