第18回全国児童生徒地図優秀作品展 ご挨拶(国土地理院長)

第18回全国児童生徒地図優秀作品展 ご挨拶(国土地理院長)

ご挨拶

国土地理院では、全国児童生徒地図作品展連絡協議会(「連絡協議会」)と連携し、全国の各団体が開催した「児童生徒の地図に関する作品展」の優秀作品を一堂に集め、第18回全国児童生徒地図優秀作品展(「全国展」)を、国土地理院「地図と測量の科学館」、国土交通省1階玄関ロビー、NHKふれあいホールギャラリーの3会場において開催しました。今回の全国展には、全国各地の作品展で優秀賞を受賞した152点の作品が推薦されました。また、全国展も18回を数え作品のレベルは非常に高いものとなっております。児童生徒の皆さんの努力に敬意を表します。

 

「児童生徒の地図に関する作品展」は、小・中・高等学校等の社会科教育の一環として、児童生徒の自主的な研究活動を通じ、社会的なものの見方や考え方を育てるとともに、地図についての正しい理解や地理的思考力を高めるため、連絡協議会を構成している団体が全国各地で開催しているものです。今年度は、これらの作品展へ669校から5,163点の応募がありました。

各団体から推薦された作品のうち特に優秀な作品には「国土交通大臣賞」、「文部科学大臣賞」が授与されます。今年度の「国土交通大臣賞」には北海道札幌市立大倉山小学校5年の柴田礼歩さんの作品「羆出没注意!札幌市~私の学区を中心とした目撃地点から共存するための柵設置を考える~」が、「文部科学大臣賞」には岐阜大学教育学部附属中学校1年の杉山阿依さんの作品「豆腐店 今昔物語」が選ばれました。1月16日(金)、国土交通省において表彰式が行われ、太田国土交通大臣からそれぞれの受賞者に表彰状と副賞が授与されました。

また、大臣賞の受賞には至らなかったものの、審査員の評価が非常に高かった2作品には「審査員特別賞」が贈られ、国土地理院の各地方測量部から伝達させていただきました。

 

国土地理院は、全国展の開催を通じて、全国各地で行われている地図を使った教育の現状や児童生徒の地図作品についての取り組みなどを広く紹介することにより、地図への関心の高まり、教育現場での地図利用の一層の普及・向上や、地図を使った教育に関わる教育者、研究者などのネットワークづくりの一助になればと考えております。

 

最後に、今回の全国展の開催にあたり、ご協力を賜りました関係機関、関係団体の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

平成27年2月

国土交通省国土地理院

院長  小池剛