第16回全国児童生徒地図優秀作品展 ご挨拶(国土地理院長)

第16回全国児童生徒地図優秀作品展 ご挨拶(国土地理院長)

国土地理院では、全国児童生徒地図作品展連絡協議会(「連絡協議会」)と連携し、全国の各団体から推薦された「児童生徒の地図に関する作品」を一堂に集め、第16回全国児童生徒地図優秀作品展(「全国展」)を、国土地理院「地図と測量の科学館」、国土交通省1階玄関ロビー、またNHKふれあいホールギャラリーの3会場において開催いたしました。今回の全国展には、連絡協議会加盟の14団体及び連絡協議会が認める3団体(特別参加団体)から推薦された152点の作品が出展されました。

 

「児童生徒の地図に関する作品展」は、小・中・高等学校等の社会科教育の一環として、児童生徒の自主的な研究活動を通じ、社会的なものの見方や考え方を育てるとともに、地図についての正しい理解や地理的思考力を高めるため、連絡協議会を構成している団体が全国各地で開催しているものです。これらの作品展への今年度の応募総数は、4,889点です。

 

全国展では、各団体より推薦された作品のうち特に優秀なものについて、国土交通大臣賞、文部科学大臣賞が授与されます。今年度の国土交通大臣賞には、徳島市立佐古小学校4年生町田良さんの作品「昔の佐古と今の佐古-1960年と2012年-」が、文部科学大臣賞には、美濃加茂市立蜂屋小学校4年生野田花さんの作品「~これが蜂屋のたからもの~堂上蜂屋柿・宝の木・宝人マップ」が、それぞれ選ばれました。1月17日(木)に国土交通省で表彰式が行われ、太田国土交通大臣からそれぞれの受賞者に表彰状と副賞が授与されました。

 

また、大臣賞の受賞には至らなかったものの、審査員の評価が非常に高かった4作品には「審査員特別賞」が贈られ、国土地理院の各地方測量部から伝達させていただきました。

 

国土地理院は、全国展の開催を通じて、全国各地で行われている地図を使った教育の現状や児童生徒の地図作品についての取り組みなどを広く紹介することにより、地図への関心を高め、より一層の教育現場での地図利用の普及・向上や、地図を使った教育に関わる教育者、研究者などのネットワークづくりの一助になればと考えております。

 

最後に、今回の全国展の開催にあたり、ご協力を賜りました関係機関、関係団体の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

平成25年2月

国土交通省 国土地理院

院長  岡本博