多摩市身のまわりの環境地図作品展

第15回(平成23年) 多摩地区 主催:多摩市身のまわりの環境地図作品展運営委員会

作品展の概要

「多摩市身のまわりの環境地図作品展」は、日常、触れたり感じている身のまわりの生活環境を取り上げ、自分で観察し、地図として表現することにより、環境の捉え方を身を持って学び、環境に対する理解を深めることを目的に、毎年11月頃に開催されています。

作品:多摩市の川水質MAP

国土地理院長賞

作品名:「多摩市の川水質MAP」

受賞者:多摩市立鶴牧中学校 1年 渡邉智紀

作品主旨:ぼくがなぜ川を調べたかと言うと前回、公園の池を調べたので、それに関連している川を調べようと思いました。 調べた目的は、池は川とどのように違うかと、川の水が何性かくわしく知りたかったからです。苦労したことは2つあります。1つ目は暑い中自転車で、川のいろいろな所をまわったこと、2つ目はさくが高くて入れない所をどのように水を取るかです。1日目は案が浮かばなく2日目にペットボトルにひもをくくりつけて重りとして中に石を入れて水が入るようにしたことです。実験して分かったことはいくら水がきれいに見えてもくさかったことです。最後に池と川のちがいは見ためです。池はよごれていればくさいかがなんとなくわかる。それに対して川は水がきれいでもくさいいうことがにおいをかがなければわからないことです。きれいなのになぜくさいか調べるチャンスがあったら調べてみたいです。調査に協力していただいた多摩市役所の方と管理事務所の方ありがとうございました。


作品:あわてないで! 多摩市の小児科と日曜診療の病院MAP

多摩市教育委員会教育長賞

作品名:「あわてないで! 多摩市の小児科と日曜診療の病院MAP」

受賞者:多摩市立連光寺小学校 6年 後藤瑞貴

作品主旨:この作品を制作した理由は、以前母が「日曜日にやっている病院だけの地図はないのかな?」と、言っていたことと、自分が休日に風邪をひいて日曜日もやっている病院をさがすのに時間がかかったからです。感じたことは、思っていたよりも日曜診察の病院が少なくてびっくりしたことです。まとめ方にも工夫をして「#7119」のことも調べたりしました。学校の先生も、「こういう地図がほしかった」「とても便利だ」と言ってくれたので、とてもうれしかったです。市や区がこういった地図を作れば、人々の役に立つと思います


作品:多摩センター周辺車椅子・ベビーカー移動MAP

多摩市長賞

作品名:「多摩センター周辺車椅子・ベビーカー移動MAP」

受賞者:多摩市立鶴牧中学校 1年 千葉至

作品主旨:歩くのがつらそうな、祖父母が多摩センターを楽に移動できるように作りました。また、駅の周辺で車椅子やベビーカーを利用している人の事も考慮しました。便利だと思った所は、エレベーターが色々な場所にある事です。車椅子・ベビーカーを利用する人はもちろん、階段を上がるのがつらい人にとっては、絶対に必要です。エレベーターがない場所にはスロープがあります。不便だと思った所は、2つあります。1つ目は、車椅子用のトイレが少ない事です。2つ目は、急なカーブがあるスロープもある事です。この2つを改善出来たら良いと思います。大変だった事は、猛暑の中、写真を撮りに行った事と、パソコンでマークを作った事です。マークは、より分かりやすいように工夫しました。各施設の方々に、車椅子・ベビーカーの事について聞いた時は、親切に教えてくれました。ありがとうございました。不十分かもしれませんが、「階段を上がるのがつらい。」「車椅子・ベビーカーをレンタルしたい。」「車椅子・ベビーカー用の施設を利用したい。」と感じた方の参考になれば、幸いです。


作品:多摩市の公園気温・湿度調査MAP

(社)環境情報科学センター理事長賞

作品名:「多摩市の公園気温・湿度調査MAP」

受賞者:多摩市立聖ヶ丘中学校 1年 水澤直也

作品主旨:今年の夏も暑く、さらに節電という課題もあるなか、自然の中で涼しい場所探してみようと思い、この地図を制作した。どの場所もお昼の時間がとても暑く、まわりに木が多くある所が涼しく感じられた。市内の標高の低い交通公園と標高の高い八坂神社では、約111mの標高差があり、平均温度も3.4度も違うということがわかった。湿度に関しては、気温が高いほど低く、気温が低いほど高かった。温度を計る為に1日3回自転車に乗って、公園をまわる事がとても大変だった。また、計測した結果をわかりやすくまとめるのに、とても苦労した。


作品:多摩市“明るさ”測定MAP

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「多摩市“明るさ”測定MAP」

受賞者:多摩市立鶴牧中学校 1年 七野珠美

作品主旨:私がこの作品を作ろうと思った理由は、作品にも書かれているように、2011年の夏が『節電の夏』だったからです。それで、多摩市の施設はどのくらい節電しているか気になったのと、もう一つ、ほかの人があまりやらなさそうだったので「明るさ」をテーマにしました。苦労したことは3つあります。1つ目は実際調べ始めるのに必要な照度計を借りることでした。まず私が通っている中学校に聞きましたが、中学校では貸し出していない、と言われ、一度「明るさMAP」はあきらめようかと思いましたが、どうしてもやりたかったので色々考えていたら、前に通っていた小学校で使った照度計を思い出し、その小学校に行ったら快く貸していただけました。2つ目は実際に測るので、1日目は電車で2時間半近くかけて駅や車内、店などを測り、あとの4日は店、公共施設を測定しました。3つ目は模造紙にまとめるので、色ぬりが思った以上に大変で何日もかかりました。色々苦労した事があったけれど、その分自分なりに良い作品が出来ました。 


作品:多摩市公園のトイレMAP

(社)日本地図調整業協会長賞

作品名:「多摩市公園のトイレMAP」

受賞者:多摩大学附属聖ヶ丘中学校 1年 早野結莉

作品主旨:多摩市には公園がたくさんあるけれど、何か所ぐらいあるのか調べてみようと思いました。その中でも、特に公園のトイレに注目していろいろと調べてみました。苦労したことは、公園がどこにあるのか図書館で調べて、その公園を探して行くのが大変でした。感じた事は自分で思っていたよりも全体的にトイレはきれいでしたが、場所によってはすごくくさい所があったり、木のかげで暗い所もありました。また、トイレを5段階にわけて点数を付けるのに同じ基準で評価をするのがむずかしかったです。


作品:多摩市の給水きょ点とフレッシュ水道について

(財)地図情報センター理事長賞

作品名:「多摩市の給水きょ点とフレッシュ水道について」

受賞者:多摩市立北諏訪小学校 5年 増田帆南

作品主旨:私がこの作品を制作しようと思ったのは、今年の3月11日に「東日本大震災」が起こったからです。今回は東北地方が震源地となりましたが、地震はいつどこに起こるか、わかりません。東北の方々はいろいろなことにこまったと思います。その中でも、私は「水」が大事だと感じました。赤ちゃんの粉ミルクにも水、お茶にも水。水はとても大切な資源です。そこで私は、この多摩市には「地震が起きても水が使える場所があるのか?」を知りたくなりました。制作中に感じたことは、「こんなところにも、あんなところにもあったんだ。」ということで、たくさんの場所に設置されていたので、とてもおどろきました。今回、一番苦労したことといえば、それらを写真にとることでした。給水所は、だれもが使えるように、多摩市のいろいろなところにあるからです。どこも、工夫して設置してあり、とても勉強になりました。みなさんも機会があったら探してみて下さい。


作品:ストップ・ザ・人身事故

(社)日本地理学会長賞

作品名:「ストップ・ザ・人身事故」

受賞者:多摩市立鶴牧中学校 1年 荒木大雅

作品主旨:僕の所属しているサッカークラブは、多摩市内のいろいろな中学校や公共施設を使用して練習や試合を行うため、市内の様々な場所へ自転車で行く必要があります。多摩市には遊歩道がとても多く、それを上手に利用すると車や交差点を気にせずに安全に自転車で移動することができます。しかし、当初はよく道に迷いながら遊歩道を何度も行ったり来たりして、途中でまちがえて車道にでることもありました。ところが遊歩道橋を把握できてくると遠くへ行く時も遊歩道のみを利用して、車道には一度も出ずに移動できるようになりました。そこで、遊歩道を上手に利用できるようになるために、遊歩道橋を調べ地図にしようと思いました。この地図を利用して自転車で移動するときは、交差点と交わることもなく車を気にせずに安全に移動できるようになればよいと思います。皆さんも自転車を利用するときは、安全な遊歩道を上手に利用して人身事故を無くしましょう!


作品:多摩市の危険・不便な歩道

日本国際地図学会長賞

作品名:「多摩市の危険・不便な歩道」

受賞者:多摩市立鶴牧中学校 1年 根岸里花

作品主旨:この作品を制作しようとした目的は、多摩市のことがのっている本を見ていたときに、多摩市にこんなに危険・不便な場所があると知って、他にどのような危険・不便な場所があるのか調べてみたくなったからです。また、制作の時に感じたことは、多摩市には車いすにとって危険・不便な場所が多いと感じ、それは、道幅がせまかったり、木の根で道がでこぼこしているからです。また、普段はあまり気にしていないから危険・不便な場所はあまりないと思っていたけれど、気にして町を歩いてみると、多摩市に意外とたくさんあるんだなと感じました。その現在多摩市にある危険・不便な場所はどうしたらなくすことができるのか、なるべくはやくなくなって、危険・不便な場所がない市になってほしいと思いました。制作のときに苦労したことは、写真です。それはなぜかというと写真の撮り方によって見え方が変わってしまうからです。何枚も写真を撮って、どの写真がいちばん分かりやすいか、また、この場所を知らない人によく伝わるかしっかり考えました。今回、多摩市のことを調べたら、危険・不便な場所でもなおして安全な歩道にできると思うところがたくさんありました。これから危険・不便な歩道をなくしていって、危険・不便な歩道がない市になっていけばいいと思いました。


作品:今は使われていない地下のすごいパイプ 都市廃棄物処理管路について

パルテノン多摩賞

作品名:「今は使われていない地下のすごいパイプ 都市廃棄物処理管路について」

受賞者:多摩市立鶴牧中学校 1年 林涼太

作品主旨:今回僕が制作した地図の題材、「都市廃棄物処理管路」は、地下パイプでごみを集める画期的なものでしたが、赤字が続き平成17年をもって廃止されてしまった市の公共施設です。大分前に廃止されてしまった上、多摩センターの広いはん囲の地下にうまっているのにもかかわらず、地味な施設だったのになぜこのようなものを調べたか、それは廃墟と化した施設の本部、「都市廃棄物処理管路収集センター」が家の近くにあり、前を通るたびになんだろう?と思い調べてみたくなったからです。古くマイナーな施設のため、資料を探すのがとても大変で、インターネットや多摩市立図書館、歩いて写真をとりに行くなどで調べましたが、それだけで2日がかりになってしまい、そこに一番苦労しました。しかし、無いかもしれないと思っていた資料はたくさん見つかり、それを読んでゆくうちに今まで全く知らなかった知識が知れ、この題材にして良かったと思いました。調べたり実際に書きこんだり色々と大変でしたが、知らないことが知れて良かったです。また、地味だったこのすごい施設を多くの人に知ってもらいたいです。

作品:ぼくの町の生き物マップ

運営委員会委員長賞

作品名:「ぼくの町の生き物マップ」

受賞者:多摩市立南鶴牧小学校 3年 朝裕登

作品主旨:ぼくの家の近くには、広い公園がたくさんあって、生き物もたくさんいます。ぼくは、生き物がすごくすきなので家の近くの生き物を調べて地図にしてみようと思いました。家の近くを調べてみると、今まで気づかなかった生き物がたくさんいてワクワクしました。写真をきれいにとったり、図かんで名前やとくちょうを調べたり、大きな絵をかいたりするのがたいへんだったけど、ぼくの町の生き物をみんなに知ってもらえるようにがんばりました。ぼくの住む町には、たくさんの生き物も住んでいるので、しぜんを大切にしようと思います。


作品:二ヶ領散策MAP

運営委員会委員長賞

作品名:「二ヶ領散策MAP」

受賞者:多摩大学附属聖ヶ丘中学校 1年 弘岡瑞樹

作品主旨:目的は、小さい頃から親しんでいる二ヶ領用水がどのように流れているのかという疑問を解決するためで、感じたことは、二ヶ領用水は、布田・中野島地域のなし畑を流れ、カワセミ、アゲハチョウ、ザリガニ、コイ、白サギなど生き物の姿が多く見られました。また、宿河原地域では、桜並木の中を流れていました。そして、住宅街の中を久地の円筒分水まで流れていました。今年で400年の二ヶ領用水が今のままの姿で残っていって欲しいです。苦労したことは、暑い中、自転車でたどっている途中、二ヶ領用水がどこに行ったのかわからなくなり探したり、虫にさされたりしました。写真とるときに手がふるえてうまくとれなかったです。MAPを書く時は、用水路の位置のバランスがうまくとれず、苦労しました。