しまね児童・生徒地図作品展

第4回:島根地区【主催:島根地理学会】

作品展の概要

「しまね児童・生徒地図作品展」は、県内の小・中・高校の児童・生徒が地図への理解と親しみを深め、目的に応じた地図を作成する技術を正しく活用する能力を身につけることにより、地図利用の普及と向上を図ることを目的に開催されています。

作品:三久須の田んぼの命の水

国土地理院長賞・審査員特別賞

作品名:「三久須の田んぼの命の水」

受賞者:大田市立高山小学校 6年 廣山夏惟

作品主旨:田んぼで米作りをするには水が欠かせないので、用水路を使って川から水を入れます。ぼくの住んでいる三久須では、どのように用水路が通っているのか調べたかったから、この地図を作りました。ぼくの家の田んぼと用水路は、拡大して見やすく書きました。それから、実際に自分の足で歩いて、どのように用水路が通っているのか調べて、地図に表しました。


作品:世界遺産 石見銀山へ ゴー

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「世界遺産 石見銀山へ ゴー」

受賞者:大田市立高山小学校 4年 武田神楽

作品主旨:大森の町は私の住んでいる町の近くです。世界遺産になった大森のことをもっともっと知りたくて、それをみんなに知ってもらいたかったので、この地図を作りました。写真をめくるとガイドさんが説明してくれるようになっています。あと、学生の方102人にアンケートをしてもらい、まとめて地図にのせました。緑のファイルにもまとめました。


作品:牛塚2号墳の墳丘模型

国土地理院中国地方測量部長賞

作品名:「牛塚2号墳の墳丘模型」

受賞者:島根県立矢上高等学校 2年 古墳研究会

作品主旨:2009年春に身近にある牛塚2号墳と3号墳を見学しました。邑南町の教育委員会が作った説明板には円墳が二つ並んだものだと書かれていましたが、私たちは前方後円墳に見えました。そこで、測量をして確かめることにしました。25cm等高線で表現した測量図を作成した結果、前方後円墳であることが分かりました。これをさらにわかりやすく立体的に確認するために模型を作成しました。


作品:宇龍海岸の磯焼けマップ

出雲科学館長賞

作品名:「宇龍海岸の磯焼けマップ」

受賞者:浜田市立第一中学校 2年 阿部広海

作品主旨:今年の夏休み、祖父母のいる出雲市大社町の宇龍海岸へ海水浴にいったときに、昔より海草が少なくなっているのに気が付き、調べてみようと思い、結果を地図にまとめました。工夫したところは、実際に潜って水中でも使えるカメラで撮影したところ、大きい地図で写真の場所がわかるようにしたところ、磯焼けの様子をシールで表したところです。


作品:「島原大変肥後迷惑」の謎 ~地形模型「島原」の制作を通して~

島根地理学会長賞

作品名:「島原大変肥後迷惑」の謎 ~地形模型「島原」の制作を通して~

受賞者:津和野町立木部中学校 2・3年 大井志織、住吉麻耶、大井裕介、北谷陽平

作品主旨:雲仙普賢岳の火山活動によってできた「島原」特有の自然環境を立体的に表現すること、そして江戸時代の「島原大変肥後迷惑」の様子をつけ井から探るために「島原」の地形模型を制作しました。有明海の海底から地形模型を作成することで、「肥後迷惑」の原因となった大波について考えました。「島原大変肥後迷惑」だけでなく、平成の「島原大変」などについても調べてファイルにまとめました。