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地理院ホーム  > GIS・国土の情報 > 地理情報標準とは  > 地理情報標準第2版(JSGI2.0)  > 地理情報標準第2版(JSGI2.0)の解説 目次  > 第8章 メタデータ  

第8章 メタデータ

8.1 意義と適用範囲

 

8.1.1 意義

 

 地理情報は地球上の位置と直接ないし間接に関連づけられるデータである。これは,利用の目的に応じて,幾つかある捉え方の中からその一部を使って,実世界の現象を切り取って抽象化した結果である。したがって地理情報は対象物の完全な複製ではなく,省略や単純化が必ず伴うデータである。地理情報の利用者はこのことを十分理解した上で,自分の利用目的にとってそのデータが使えるか否か,判断しなければいけない。メタデータはその判断を助けるために作成されるデータのためのデータであり,「データ記述を含むデータ要素に関するデータ,並びにデータの所有者,アクセス経路,アクセス権及びデータの変更度に関するデータ」と定義付けられている。つまりメタデータを読むことによって,それぞれのデータについて,その内容が理解でき,データの所有者や入手方法が明らかになり,データ更新などについても分かるようになる。
メタデータを記述し,クリアリングハウスなどを通じて関係者に公開することによって,関係者がその所在や内容を知り,データの利用性を評価できるようになるが,メタデータの書式がデータごとに違っていると,利用者は混乱してしまう。そこで,メタデータの構成や内容を統一することによって,より使いやすいメタデータとすることができる。メタデータ標準はこのような目的をもって検討された結果である。

 

8.1.2 適用範囲

 
 この標準は,地理情報自体及び地理情報サービスの説明のために必要となるメタデータの記述法を規定し,ディジタル形式の地理情報の識別,範囲,品質,空間及び時間スキーマ,空間参照,並びに配布についての情報を示す。
この標準は次の諸事項に適用できる。
・データ集合のカタログ化,クリアリングハウス活動及びデータ集合の完全な記述
・地理情報,データ集合シリーズ,並びに個々の地物及び地物特性の記述
また,この標準は次の諸項目を定義する。
・必須及び条件付のメタデータ要素体集合,メタデータ要素体及びメタデータ要素
・メタデータの応用の全範囲(データの発見,データ合目的性の決定,データアクセス,データ転送及びディジタルデータの利用)を示すための必要最小限の集合
・必要な場合に,地理情報のより広範囲にわたる標準的記述を可能にするための,任意選択のメタデータ要素
・特殊なニーズに合うようにメタデータを拡張する方法
この標準はディジタルデータに適用可能であるが,その原理は非地理的データだけでなく,地図,海図,テキスト文書のような他の多くの形式の地理情報にも拡張できる。

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8.2 改訂の経緯

 

8.2 改訂の経緯
JSGI2.0は,第1版ではクリアリングハウスなどで利用できるカタログ情報(適合性レベル1)と空間データの詳細な説明情報(適合性レベル2)に分かれた標準案であったものを,適合性レベルを廃止しコアメタデータを定めた。第1版以降では,特にクリアリングハウスでの利用を想定し,レベル1で必須とされているカタログ情報にデータ品質情報及び系譜情報を追加し,さらにデータセット応用スキーマのURLが記述できるように拡張した日本版メタデータプロファイル1.1 (JMP 1.1) を開発し,さらにこれを改良したJMP1.1a及びその解説書を2001年3月に公表した。このJMP1.1aは国土地理院のクリアリングハウスをはじめとして,多くの機関で採用された。
JSGI2.0は,その後TC211における検討が進展し,メタデータ標準に関しては2001年9月にDISが作成された。第1版とDISの大きな違いとしては,
・適合性レベルの廃止
・コアメタデータの設定
・UMLクラス図によるスキーマの記述
・関連するTC211標準との整合性向上
などが挙げられる。これらの改良を受け,また,将来のJIS化も念頭におき,JSGI2.0はISO/DIS 19115に準拠し,国際規格案に含まれる問題点についてはTC211に対してコメントを提出し,これらが採用されることを仮定して作成している。ただし,内容精査の過程で作成され,日本からTC211に提出されたコメントは110件にのぼる。今後の改訂の中で,日本から挙げられた提案が総て採用される保証はなく,国際標準とJSGI2.0の間に何らかの不整合がでる可能性は否めない。利用者はこの点に留意すべきである。
メタデータに対応するISO/TC211の最新ドラフトは下記のとおりである。
・ISO/DIS 19115 Metadata

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8.3 メタデータの内容

 

8.3.1 概要

 
  電子技術の進歩に伴い,世界的な規模でディジタル地理情報及び地理情報システムの利用が拡大しつつあり,地理学や情報工学の専門知識をもたない人々が地理情報の生産し利用する機会が増加している。これに伴い,地理情報の多様性が増し,データがもっている特徴を理解することが困難になりつつある。
 地理情報は,実世界をモデル化し,コンピュータ分析及びグラフィック表示に使うために作成されているが,近似され単純化されている部分もあり,無視されている部分もあるので完全かつ正確なデータが存在することはないと考えられる。したがって,データが誤用されないようにするためには,データ作成の前提及び制限事項が十分説明されなければいけない。メタデータは,利用者がこの前提や制限を理解し,自ら意図した利用に対してそのデータが適用可能であるかどうか,評価できるようにするために,データ集合を完全に記述することを可能にしている。
 この標準は,メタデータの利用者はもとより,地理情報システムのシステム分析者,プログラム計画者及び開発者に利用されることを意図している。この標準はメタデータ要素を定義し,スキーマを規定し,共通的に使用するメタデータの用語,定義及び拡張方法の集まりを規定している。データ作成者にとっては,彼らの地理情報を適切に特徴付けるための的確な情報を規定する。これによって,
・地理情報のメタデータの作成及び管理が体系化される。
・基本的な情報を知らせることにより,最も効果的な方法で,利用者は地理情報を利用できるようになる。
・データの発見,入手及び再利用が促進され,利用者はよりよい方法で,地理情報の所在をつきとめ,アクセスし,評価し,購入し及び利用できるようになる。
・利用者は,自分自身が保持している地理情報が役に立つかどうかを決めることができる。
 

8.3.2 標準の構成

 

 この標準で規定するメタデータの構成を表8.1に示す。ここで,パッケージとは,メタデータ要素体集合のことであり,関係するメタデータ要素体とメタデータ要素の集まりを定義する,メタデータのサブセットのことである。ちなみにメタデータ要素はメタデータの個々の構成単位で,その集まりは,データの同じ側面を記述するメタデータ要素の集合であるメタデータ要素体となる。さらに同じ種類のメタデータ要素体の集まりがメタデータ要素体集合となる。なお,要素体集合はUML(統一モデル言語)のパッケージにあたり,要素体はクラス,要素は属性ないし関連の役割名に該当する。以下に示すパッケージはメタデータ要素体(クラス)を規定するパッケージと,範囲情報や,引用及び責任者情報を示すデータ型を規定するパッケージに分類できる。

表8.1 メタデータ標準のパッケージ構成
パッケージ 概 説
メタデータ要素体集合情報 このパッケージには,メタデータを記述するために使われる全てのルートクラスが含まれ,それらの相互関係が示される。
識別情報 識別情報はデータを一意に識別するための情報からなる。識別情報は情報資源の引用,要約,目的,著作権者,状態,問合せ先に関する情報を含んでいる。
制約情報 このパッケージは,アクセスの制約や利用上の制約など,データに与えられた禁止事項に関する情報からなる。
データ品質情報 このパッケージは,データの品質評価結果を示す。品質評価の適用範囲を示し,五つの評価要素それぞれについて記入することが可能である。また,データの系譜(元情報,作成過程)や,特に定められた評価の結果を記入することもできる。
保守情報 このパッケージはデータ更新の適用範囲及び頻度についての情報からなる。
空間表現情報 このパッケージはデータ集合の中の空間情報を表現するために使用されるデータ構造に関する情報を含んでいる。
参照系情報 このパッケージはデータ集合で使用されている空間及び時間参照系の記述からなる。
内容情報 このパッケージは使用されている地物カタログを識別する情報と,もしあれば使用されている被覆データ集合の内容を記述するための情報からなる。
描画カタログ情報 このパッケージは使用されている描画カタログを識別する情報からなる。
配布情報 このパッケージはデータ集合の配布者及びデータ集合の入手のための任意選択についての情報からなる。
メタデータ拡張情報 このパッケージは利用者が規定した拡張についての情報からなる。
応用スキーマ情報 このパッケージはデータ集合を組み立てるために使われる応用スキーマについての情報からなる。
範囲情報 このパッケージはデータの範囲を示すデータ型を規定し,参照する要素体の空間及び時間範囲を記述するためのメタデータ要素の集まりからなる。
引用と責任者情報 このパッケージは,情報資源(データ集合,地物,元情報,刊行物など)の責任者についての情報や,情報資源を引用するための標準化された方法を示すデータ型を規定している。

8.4 コアメタデータの内容

 

8.4.1 概説

 
 この標準では,包括的にメタデータ要素の集合を規定しているが,実用上は,全要素の一部分だけが利用されることが多いと考えられる。特に,“ある主題の(何の)”,“ある場所における(どこの)”,“ある日付又は期間における(いつの)”及び“注文するための問合せ先(だれが)”を知るためだけであれば,包括的なメタデータを記入する必要はない。このような目的に応じ,特にクリアリングハウスなどを通じてメタデータを利用する場合に,包括的なメタデータから最低限求められる要素を抽出して作られたのが,コアメタデータである。コアメタデータによれば,以下の情報を入手することができる。

表8.2 コアメタデータの内容
題名(M) 空間表現型(O)
日付及び日付型(M) 参照系情報(O)
責任者情報(O) 系譜の説明(O)
水平ボックス又は地理識別子(C) オンライン情報資源 (O)
データ集合の言語(M) ファイル識別子 (O)
データ集合の文字集合(C) メタデータ標準の名称 (O)
主題分類 (M) メタデータ標準の版 (O)
等価縮尺又は距離 (O) メタデータ記述に使用した言語(C)
要約 (M) メタデータの文字集合(C)
形式名称及び版 (O) メタデータの問合せ先 (M)
垂直及び時間範囲 (O) メタデータの日付 (M)
M:必須,C:条件付,O:任意選択
 

8.4.2 従来からの構成図

 

 

8.4.3 コアメタデータのUMLクラス図

図8.1 コアメタデータのパッケージ構成
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

図8.1 コアメタデータのパッケージ構成
図8.2 コアメタデータパッケージ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

図8.2 コアメタデータパッケージ

図8.3 コアメタデータ・識別情報パッケージ


図8.3 コアメタデータ・識別情報パッケージ
図8.4 コアメタデータ・データ品質情報パッケージ

図8.4 コアメタデータ・データ品質情報パッケージ

図8.5 コアメタデータ・引用及び責任者情報パッケージ
図8.6 コアメタデータ・配布情報パッケージ

図8.6 コアメタデータ・配布情報パッケージ
図8.7 コアメタデータ・範囲情報パッケージ

図8.7 コアメタデータ・範囲情報パッケージ
 

8.4.4 コアメタデータ・データ辞書

 
表8.10 CM_CoreMetadata
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
1 CM_CoreMetadata Metadata コアメタデータを定義する基本要素体 M 1 Class
(クラス)
行2-13
2 fileIdentifier
ファイル識別子
mdFileID このメタデータファイルのための一意な識別子 O 1 Character
String
(文字列)
自由記述
3 language
言語
mdLang メタデータの記述に使われる言語 C/符号化によって定義されなければ? 1 Character
String
(文字列)
ISO639-2,他のパートを使ってもよい
4 characterSet
文字集合
mdChar メタデータ集合のために使われるISO文字符号規格の完全な名称 C/ ISO/IEC 10646-1が使われず,かつ符号化によって定義されなければ 1 Class
(クラス)
MD_CharacterSetCode
《CodeList》
5 contact
問い合わせ先
mdContact メタデータ情報の責任者 M 1 Class
(クラス)
CI_ResponsibleParty
《DataType》
6 dateStamp
日付
mdDateSt メタデータが作成された日付 M 1 Character
String
(文字列)
日付の場合はCCYYMMDD
期間を示す場合は,二つの日付の間を/で区切る
7 metadataStandardName
メタデータ標準の名称
mdStanName 使っているメタデータ標準の名称(プロファイル名を含む) O 1 Character
String
(文字列)
自由記述
8 metadata
StandardVersion
メタデータ標準の版
mdStanVer 使っているメタデータ標準の版(プロファイル) O 1 Character
String
(文字列)
自由記述
9 Role name:
referenceSystemInfo
参照系情報
refSysInfo データ集合の中で使われている空間及び時間参照系の記述 O N 関連 MD_ReferenceSystem
10 Role name: identificationInfo
識別情報
dataIdInfo メタデータを適用する一つ以上の情報資源についての基本的情報 M N 関連 CM_DataIdentification
11 Role name: distributionFormat
配布形式
distFormat 配布されるデータの形式の記述を提供する O N 関連 CM_Format
12 Role name: transferOptions
交換任意選択
distTranOps 情報資源を配布者から得るための技術的な手段とメディアに関する情報を提供する O N 関連 CM_DigitalTransfer
Options
13 Role name: lineage
系譜情報
dataLineage 適用範囲によって規定されたデータの系譜についての非定量的品質情報 O N 関連 CM_Lineage

表8.11 CM_Identification,CM_Datatification
 
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
14 CM_Identification Ident 一つ以上の情報資源を一意に識別するために要求される基本情報 参照先の要求度を使用 参照先の最大記述回数を使用 《Abstract》CM_CoreMetadata に集約されるクラス 行15-17
15 citation
引用
idCitation 一つ以上の情報資源の引用データ M 1 Class
(クラス)
CM_Citation
16 abstract
要約
idAbs 一つ以上の情報資源の内容の簡潔な要約 M 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
17 pointOfContact
問い合わせ先
idPoC 一つ以上の情報資源に関連する人及び組織への連絡のための識別情報及び手段 O N Class
(クラス)
CI_ResponsibleParty
《DataType》
  CM_
DataIdentification
DataIdent データ集合の識別のために要求される情報 参照先の要求度を使用 参照先の最大記述回数を使用 CM_Identificationの特化クラス 行15-17 及び18-25
18 spatial
Representation
Type
空間表現型
spatRpType 地理情報の空間表現に使用する方法 O N Class
(クラス)
MD_Spatial
Representation
TypeCode《CodeList》
19 spatialResolution
空間解像度
dataScale データ集合中の空間データの密度に関する一般的な理解に必要な情報を提供する要素 O N Class
(クラス)
MD_Resolution
20 anguage
言語
dataLang データ集合中で使われる一つ以上の言語 M N CharacterString
(文字列)
SO639-2か他のパートを使ってもよい
21 characterSet
文字集合
dataChar データ集合に使用している文字符号規格の完全な名称 M N Class
(クラス)
MD_CharacterSetCode
《CodeList》
22 topicCategory
主題分類
tpCat データ集合の一つ以上の主題 M N Class
(クラス)
MD_TopicCategoryCode
《CodeList》
23 horizontalBox
水平ボックス
horiBox データがその内部で有効となる最小境界ボックス C/ geographic
Description
(地理的な記述)が記述されていなければ
N Class
(クラス)
EX_Horizontal
BoundingBox
24 geographic
Description
地理的な記述
geoDesc データがその内部で有効となる地理的範囲の記述 C/ horizontal
Box(水平ボックス)が記述されていなければ
N Class
(クラス)
EX_Geographic
Description
25 extent
範囲
dataExt データ集合の垂直及び時間範囲に関する付加的な情報 O N Class
(クラス)
CM_Extent

表8.12 MD_RepresentativeFraction分数表現情報
26 MD_RepresentativeFraction
分数表現情報
RepFract MD_Representative
Fraction.denominator = 1 / Scale.measure かつ Scale.targetUnits = Scale.sourceUnitsのときScaleから派生する。
参照先の要求度を使用 参照先の最大記述回数を使用 Class
(クラス)
行 26-27
27 denominator
分母
rfDenom 単分数の線の下にある数 M 1 Integer
(整数)
整数 > 0

表8.13 MD_Resolution解像度情報
28 MD_Resolution Resol 縮尺係数又は地表距離で表される詳細度 参照先の要求度を
使用
参照先の最大記述回数を使用 クラス
《Union》
行 29-30
29 equivalentScale
等価縮尺
equScale 比較し得る地図又は海図の縮尺として表される詳細度 C/distance(
距離)
が使用されていなければ
1 Class(クラス) MD_RepresentativeFraction
30 distance
距離
scaleDist 地表の標本距離 C/ equivalentScale(等価縮尺)が使用されていなければ 1 Measure Measure

表8.14 系譜情報
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
31 CM_Lineage Lineage 適用範囲によって規定されたデータを構築する際に使用された事象若しくは元情報についての情報又は系譜に関する知識の不足についての情報 参照先の要求度を使用 参照先の最大記述回数を使用 CM_CoreMetadata に集約されるクラス 行 32
32 statement
系譜の説明
statement データ集合の系譜についての作成者の知見の一般的説明 M 1 CharacterString
(文字列)
自由記述

表8.15 MD_ReferenceSystem 参照系情報
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
33 MD_ReferenceSystem RefSystem 参照系についての情報
 
参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 Class
(クラス)
行 34
34 referenceSystemIdentifier
参照系識別子
refSysID 参照系の名称 O 1 Class
(クラス)
RS_Identifier

表8.16 RS_Identifier
35 RS_Identifier RsIdent 参照系に使われる識別子 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 MD_Identifierの特化クラス 行 36-37
36 authority
典拠
identAuth 名前空間の保守責任を有する個人又は団体 O 1 Class(クラス) CM_Citation《DataType》
37 identifier
識別子
identCode 名前空間のインスタンスを識別する文字の値 M 1 CharacterString
(文字列)
自由記述

表8.17 CM_DigitalTransferOptions
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
38 CM_DigitalTransferOptions DigTranOps 情報資源を配布者から得るときの技術的手段とメディア 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 CM_CoreMetadata に集約されるクラス 行 39
39 online
オンライン
onlineSrc 得られる情報資源のオンライン情報源に関する情報 O N Class
(クラス)
CI_OnlineResource《DataType》

表8.18 CM_Format
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
40 CM_Format Format レコード,ファイル,メッセージ,記憶装置又は通信チャネル中におけるデータ・オブジェクトの表現を規定する,コンピュータ言語構文の記述 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 CM_CoreMetadata に集約されるクラス 行 41-42
41 name
交換形式名称
formatName データ交換形式名称 M 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
42 version
formatVer 形式の版(日付,版番号など) M 1 CharacterString
(文字列)
自由記述

表8.19 CM_Extent
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
43 CM_Extent Extent 水平,垂直及び時間範囲についての情報 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 クラス《 DataType 》 行 43-46
44 description
記述
exDesc 参照する対象の範囲 C/temporalElement及びverticalElementが記されていなければ 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
45 Role name:temporalElement
時間要素
tempEle 参照している対象の時間的な部分の範囲を提供する C/
description(記述)及びverticalElementが記されていなければ
N 関連 CM_TemporalExtent
46 Role name:verticalElement
垂直要素
vertEle 参照している対象の垂直的な部分の範囲を提供する C/
description(記述)及びtemporalElementが記されていなければ
N 関連 EX_VerticalExtent

表8.20 EX_HorizontalBoundingBox ,EX_GeographicDescription
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
47 EX_HorizontalBoundingBox HoriBndBox データ集合の地理的位置 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 EX_HorizontalExtentの特化クラス 行48-51
48 westBoundLongitude
西側境界経度
westBL 東をプラスとした度による経度であらわされているデータ集合の最西端座標。但し十進度で表す。 M 1 Measure Measure
49 eastBoundLongitude
東側境界経度
eastBL 東をプラスとした度による経度であらわされているデータ集合の最東端座標。但し十進度で表す。 M 1 Measure Measure
50 southBoundLatitude
南側境界緯度
southBL 北をプラスとした度による緯度であらわされているデータ集合の最南端座標。但し十進度で表す。 M 1 Measure Measure
51 northBoundLatitude
北側境界緯度
northBL 北をプラスとした度による緯度であらわされているデータ集合の最北端座標。但し十進度で表す。 M 1 Measure Measure
52 EX_GeographicDescription GeoDesc 識別子を用いた地理的な場所の記述 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 EX_HorizontalExtentの特化クラス 行 53
53 geographicIdentifier
地理識別子
geoId 地理的な場所を表現するための識別子 M 1 Class(クラス) RS_Identifier

表8.21 EX_VerticalExtent
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
54 EX_VerticalExtent VertExtent データ集合の垂直範囲 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 EX_Extentに集約されるクラス 行55-57
55 minimumValue
最低値
vertMinVal データ集合に含まれる垂直的範囲の最低値 M 1 Real
(実数)
実数
56 maximumValue
最高値
vertMaxVal データ集合に含まれる垂直的範囲の最高値 M 1 Real
(実数)
実数
57 unitOfMeasure
計測単位
vertUoM 垂直範囲情報に使われる垂直方向の計測単位 M 1 UnitOfMeasure UnitOfMeasure

表8.22 CM_Citation,CI_ResponsibleParty
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
58 CM_Citation Citation 規格化された,情報資源への参照 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 クラス<< DataType >> 行 59-60
59 title
題名
resTitle 引用された情報資源を示す名称 M 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
60 date
日付
resRefDate 引用された情報資源を参照した日付 M N Class
(クラス)
CI_Date(<<DataType>>
61 CI_ResponsibleParty RespParty データ集合に関連した人と組織の識別情報及び人と組織への連絡の手段 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 クラス《 DataType 》 行62-66
62 individualName
個人名
rpIndName 区切り符号によって区切られた,責任をもつ個人の苗字,名前,所属 C/組織名及び役職名の記述がなければ 1 CharacterString
(文字列
自由記述
63 organisationName
組織名
rpOrgName 責任をもつ組織の名称 C/個人名及び組織名の記述がなければ 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
64 positionName
役職名
rpPosName 責任をもつ個人の役割又は役職 C/個人名及び組織名の記述がなければ 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
65 contactInfo
問合せ情報
rpCntInfo 責任者の住所 O 1 Class(クラス) CI_Contact 《DataType》
66 role
役割
role 責任者の果たす機能 M 1 Class(クラス) CI_RoleCode 《CodeList》

表8.23 CI_Address
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
67 CI_Address Address 責任をもつ個人又は組織の場所 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 クラス《 DataType 》 行68-73
68 deliveryPoint
住所
delPoint 場所を示す住所(ISO 11180,附属書Aに記載されているように) O N CharacterString
(文字列)
自由記述
69 city
市区町村
city 場所の市区町村名称 O 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
70 administrativeArea
都道府県名
adminArea 場所の県,郡の名称 O 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
71 postalCode
郵便番号
postCode
 
郵便番号 O 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
72 country
country 住所の国名 O 1 CharacterString
(文字列)
ISO 3166-3.,その他の部を使ってもよい
73 electronicMailAddress
電子メールアドレス
eMailAdd 責任をもつ組織又は個人の電子メールアドレス O 1 CharacterString
(文字列)
自由記述

表8.24 CI_Contact
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
74 CI_Contact Contact 責任をもつ個人及び/又は組織に問合せすることを可能とする情報 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 クラス《 DataType 》 行75-79
75 phone
電話番号
cntPhone 問合せされる組織又は個人の電話番号 O 1 Class(クラス) CI_Telephone 《DataType》
76 address
住所
cntAddress 問合せされる組織又は個人の住所及び電子メールアドレス O 1 Class(クラス) CI_Address 《DataType》
77 onlineResource
オンライン情報資源
cntOnlineRes 個人又は組織への問合せに使われるオンライン情報 O N Class(クラス) CI_OnlineResource 《DataType》
78 hoursOfService
案内時間
cntHours 個人が組織又は個人に問合せることができる時間(タイムゾーンを含む) O 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
79 contactInstructions
問合せのための手引き
cntInstr 個人又は組織への問合せのための補足的な手引き O 1 CharacterString
(文字列)
自由記述

表8.25 CI_Date
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
80 CI_Date Date 参照用の日付及びその記述に使用される事象 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 クラス《 DataType 》 行81-82
81 date
日付
refDate 引用された情報資源の参照用の日付 M 1 CharacterString
(文字列)
日付の場合はCCYYMMDD
期間を示す場合は,二つの日付の間を/で区切る
82 dateType
日付型
refDateType 日付の参照に使用される事象 M 1 Class(クラス) CI_DateTypeCode《CodeList》

表8.26 CI_OnlineResource
83 名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
84 CI_OnlineResource OnlineRes データ集合,仕様又は共用のプロファイル名称及び拡張メタデータ要素が得られるオンライン情報資源に関する情報 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 クラス《 DataType 》 行84-89
85 linkage
リンク
linkage http://www.statkart.no/isotc211のようなユニフォーム・リソース・ロケーター(URL)又は類似のアドレス指定法によるオンラインアクセス用の所在(住所) M 1 Class(クラス) URL (IETF RFC1738 IETF RFC 2056)
86 applicationProfile
応用プロファイル
appProfile オンライン情報資源とともに使うことができる応用プロファイルの名称 O 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
87 name
オンライン情報源名称
orName オンライン情報資源の名称 O 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
88 description
記述
orDesc オンライン情報資源が何か又は何をするかの記述 O 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
89 function
機能
orFunct オンライン情報資源によって実行される機能のコード O 1 CharacterString
(文字列)
自由記述

表8.27 CI_Telephone
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
90 CI_Telephone Telephone 責任をもつ個人又は組織に問合せをするための電話番号 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 クラス《 DataType 》 行91-92
91 voice
電話番号
voiceNum 個人が,責任をもつ個人又は組織と話ができるようにするための電話番号 O N CharacterString
(文字列)
自由記述
92 facsimile
ファクシミリ番号
faxNum 責任をもつ個人又は組織のファクシミリ番号 O N CharacterString
(文字列)
自由記述

表8.28 CM_TemporalExtent
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
93 CM_TemporalExtent TempExtent データ集合の内容がおおわれている期間 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用 EX_Extentに集約されるクラス 行 93-95
94 beginningValue
開始日付
tmpBgn 期間の開始日 M 1 TM_CalDate TM_CalDate
95 endValue
終了日付
tmpEnd 期間の終了日 M 1 TM_CalDate TM_CalDate

表8.29 UnitOfMeasure
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
96 UnitOfMeasure uom   参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用   行 97-98
97 uomName
計測単位名称
uomName 計測単位
例:距離の場合はメートル,フィート,ミリメートル,ヘクトパスカル
例:角度の場合は十進度,ラジアン
M 1 CharacterString
(文字列)
自由記述
98 conversionToISOStandardUint
ISO標準単位への換算
conversionToISOstandarUnit   M 1 Real
(実数)
自由記述

表8.30 TM_CalDate
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
99 TM_CalDate TM_CalDate 暦日 参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用   行 100 - 101
100 indeterminatePosition
不確定位置
ideterPos 日付が明確ではない場合には,下で与える暦日との関係(“以前”,“以後”)によって表現する。現時点の日付を引用する場合には“現在”を使う。日付が不明である場合には“未知”を使う。 O 1 Class(クラス) TM_IndeterminateValue
101 calDate
暦日
calDate 8桁の整数で年月日を記す。 M 1 CharacterString
(文字列)
CCYYMMDD
102 calendarEraName
暦年代の名称
calDateEra 年代を文字列で記す。但し,グレゴリオ暦を採用している暦に限る。 M 1 CharacterString
(文字列)
自由記述

表8.31 Measure
  名称 / 役割名 短縮名称 定義 要求度/条件 最大記述回数 データ型 定義域
103 Measure Measure   参照先の要求度/条件を使用 参照先の最大記述回数を使用   行104-105
104
value
Value 値を実数で記す。 M 1 Real
(実数)
実数
105 単位
役割名:uom
Uom 値の単位を記す。UnitOfMeasureを利用する。 M 1 UnitOfMeasure UnitOfMeasure

 

8.4.5 符号一覧(Code List)

 
コアメタデータで利用される符号一覧を以下に示す。メタデータの値として,符号一覧の“定義域コード”を記入する。ただしMD_ReferenceSystemCodeでは“略号”の組み合わせを記入する。
表8.32 MD_CharacterSetCode《 CodeList 》
名称 定義域コード 定義
MD_CharacterSetCode CharSetCd 情報資源のために使われる文字符号の標準の名称
ucs2 001 ISO 10646に基づく16ビット固定長の国際的な文字集合
ucs4 002 ISO 10646に基づく32ビット固定長の国際的な文字集合
utf7 003 ISO 10646に基づく7ビット可変長のUCS転送形式
utf8 004 ISO 10646に基づく8ビット可変長のUCS転送形式
utf16 005 ISO 10646に基づく16ビット可変長のUCS転送形式
8859part1 006 Latin-1,西ヨーロッパの符号集合
8859part2 007 Latin-2,中央ヨーロッパの符号集合
8859part3 008 Latin-3,南ヨーロッパの符号集合
8859part4 009 Latin-4,北ヨーロッパの符号集
8859part5 010 キリル文字の符号集合
8859part6 011 アラビア文字の符号集合
8859part7 012 ギリシャ文字の符号集合
8859part8 013 ヘブライ文字の符号集合
8859part9 014 Latin-5,トルコ語の符号集合
8859part11 015 タイ文字の符号集合
8859part14 016 Latin-8の符号集合
8859part15 017 Latin-9の符号集合
Jis 018 電子伝送のために使われる日本文字の符号集合
shiftJIS 019 MS-DOSマシンに使われる日本文字の符号集合
eucJP 020 UNIXマシンに使われる日本文字の符号集合
usAscii 021 アメリカ合衆国のASCII符号集合(ISO 646 US)
ebcdic 022 IBMメインフレームの符号集合
eucKR 023 ハングル文字の符号集合
big5 024 台湾文字の符号集合

表8.33 MD_SpatialRepresentationTypeCode《 CodeList 》
名称 定義域コード 定義
MD_SpatialReprese
ntationTypeCode
SpatRepTypCd データ集合で地理的情報を表現するための方法
vector
ベクトル
001 ベクトルデータが,地理データを表現するために使われている。
grid
グリッド
002 グリッドデータが,地理データを表現するために使われている。
textTable
テキスト表形式
003 テキスト又は表形式のデータが,地理的データを表現するために使われている。
tin
不規則三角形ネットワーク
004 三角形から成る不規則なネットワーク
stereoModel
ステレオモデル
005 重複させた一対の画像上で交わって一致する光線によって形成された三次元の像
video
ビデオ
006 ビデオ録画による場面

表8.34 MD_TopicCategoryCode《 CodeList 》
名称 定義域コード 定義
MD_TopicCategoryCode TopicCatCd 利用可能な地理空間データ集合を検索したり分類するための,地理空間データの高いレベルの主題分類法。キーワードを集めるためにも使用される。ただしここで以下に示されているリスト中の例は完全ではない。
備考 一般的なカテゴリー間には重複があり,利用者は最も適切なものを選択することが推奨される。
farming
農業
001 家畜の飼育及び/又は作物の栽培
例 “農業”“潅漑”“水産養殖”“集合プランテーション”“作物及び家畜に影響を及ぼす病気及び害虫”
biota
生物相
002 自然環境における植物相及び/又は動物相
例:”野生生物”“植物”“生物学的な科学”“生態学”“荒野”“海洋生物”“湿地帯”“生息地”
boundaries
境界
003 法律上の土地の境の記述
例 政治的な及び行政上の境界
climatologyMeteorologyAtmosphere
気象
004 大気の作用及び現象
例:”雲量”“天候”“気候”“大気の状態”“気候変化”“降水量”
economy
経済
005 経済の活動,状態及び雇用
例 ”生産”“労働”“収入”“商業”“産業”“観光旅行及びエコツーリスト”“林業”“水産業”“貿易”“生存のための狩猟”“鉱物,石油及び天然ガスのような資源の調査及び開発”
elevation
高さ
006 海面から上の又は下の高さ
例 ”高度”“水深測量”“ディジタル標高モデル”“斜面”“これらから派生した製品”
environment
環境
007 環境資源,環境保護及び環境保存
例 ”環境汚染”“廃棄物の保管及び処理”“環境影響評価”“環境上への危険の監視”“自然保護地”“風景”
geoscientificInformation
地球科学の情報
008 地球科学と関係がある情報
例 ”地球物理学的地物とプロセス”“地質学”“鉱物資源”“組成学”“岩盤組成と起源”“地震の危機”“火山活動”“地滑り”“重力情報”“土壌”“永久凍土”“水理地質学”“浸食”
health
健康
009 健康,保健サービス,人間生態学及び安全
例 ”病気と疾病”“健康に影響を及ぼす原因”“衛生学”“薬物乱用”“精神的及び物理的な健康”“保険サービス”
imageryBaseMapsEarthCover
全地球基本地図画像
010 基本図
例 ”土地カバー”“地形学の地図”“画像”“分類されていないイメージ”“注釈”
intelligenceMilitary
軍事情報
011 軍事基地,軍用構造物,軍事活動
例 ”兵舎”“訓練施設”“軍事輸送”“情報収集”
inlandWaters
陸水
012 012
陸水地物,下水システム及びそれらの特性
例 ”河川と氷河”“塩湖”“水利用計画”“ダム”“水流”“水害”“水質”“水理地質学の水路図”
location
位置
013 位置情報及びサービス
例 ”住所”“測地網”“基準点”“郵便区分及びサービス”“地名”
oceans
大洋
014 塩水の地物及び特性(陸水を除く)
例 ”潮流”“津波”“海岸の情報”“礁”
planningCadastre
土地台帳計画
015 将来的な土地利用のための適切な活動に使用される情報
例 ”土地利用図”“建築規制図”“地籍調査”“土地所有”
society
社会
016 社会及び文化の特性
例 ”居住地”“人類学”“考古学”“教育”“伝統的な信仰”“作法と習慣”“人口統計データ”“レクリエーションの場所と活動”“社会影響の評価”“犯罪と司法”“国勢調査情報”
structure
構造物
017 人工構造物
例 ”ビルディング”“博物館”“教会”“工場”“家”“記念碑”“店”“塔”
transportation
運輸
018 人及び/又は物を運ぶための方法及び仕組み
例 ”道路”“空港/滑走路”“輸送路”“トンネル”“船の航路図”“乗物又は船の位置測定”“飛行機の航路図”“鉄道”
utilitiesCommunication
公共事業・通信
019 エネルギー,上下水道,並びに通信インフラ及びサービス
例 ”水力発電”“地熱発電”“太陽及び原子力”“水質浄化と配水”“汚水収集と処理”“電気とガスの供給”“データ通信”“遠距離通信”“ラジオ”“通信ネットワーク”

表8.35 CI_RoleCode《 CodeList 》
名称 定義域コード 定義
CI_RoleCode RoleCd 責任者によって実行される機能
resourceProvider
情報資源提供者
001 情報資源を供給する団体
custodian
管理者
002 情報資源の適切な管理,保守を保証し,データのために説明責任,管理責任を負う団体
owner
所有者
003 情報資源を所有している団体
user
利用者
004 情報資源を使用する団体
distributor
配布者
005 情報資源を配布する団体
originator
創作者
006 情報資源を作成した団体
pointOfContact
問合せ先
007 情報資源を得るため又はその知識を得るための問合せを可能とする団体
principalInvestigator
主要な調査担当者
008 情報を集め,研究の指揮をとる主要な団体
processor
処理担当者
009 情報資源を修正して,データを処理した団体
publisher
刊行者
010 情報資源を刊行した団体

表8.36 CI_DateTypeCode《CodeList》
名称 定義域コード 定義
CI_DateTypeCode DateTypCd イベントが発生したときに関わる識別情報
creation
作成日
001 情報資源が作成された日付を示す識別情報
publication
刊行日
002 情報資源が発表された日付を示す識別情報
revision
改訂日
003 情報資源が,調査又は再調査及び改訂又は補足された日付を示す識別情報

表8.37 CI_OnlineFunctionCode《 CodeList 》
名称 定義域コード 定義
CI_OnlineFunctionCode OnFunctcd 情報資源によって実行される機能
download
ダウンロード
001 一つの記憶装置又はシステムから別のものにデータを転送するためのオンライン命令
information
情報
002 情報資源に関するオンライン情報
offlineAccess
オフラインアクセス
003 情報資源を提供者に求めるためのオンライン命令
order
注文
004 情報資源を得るためのオンライン上での注文方法
search
検索
005 情報資源に関する情報を捜し出すためのオンライン検索インタフェース

表8.38 TM_IndeterminateValue
名称 定義域コード 定義
unknown
未知
001 日付が不明である
now
現在
002 現時点の日付を引用する
before
以前
003 与えられた日付より前を意味する
after
以後
004 与えられた日付より後を意味する

表8.39 MD_ReferenceSystemCode
原子及び座標系 略称 定義
原子
Datum
測地原子
Geodetic Datum
日本測地系2000
Japanese Geodetic
Datum 2000
JGD 2000 平成14年4月1日時点の測量法施行令第2条に定める日本経緯度原点の地点及び原点数値並びに同第2条の2に定める回転楕円体の長半径と扁平率により規定される測地原子。
日本測地系
Tokyo Datum
TD 平成14年3月31日時点の測量法第11条に定める回転楕円体の長半径及び扁平率並びに測量法施行令第2条に定める日本経緯度原点の地点及び原点数値により規定される測地原子。
World Geodetic System 1984 WGS 84 三次元座標系を伴う,NIMA TR8360.2, Third Edition Amendment 1, 3 January 2000に規定された測地原子。
鉛直原子
Vertical Datum
東京湾平均海面
Mean Sea Level of Tokyo Wan
TP 測量法施行令第2条に定める日本水準原点の地点及び原点数値によって規定される鉛直原子。
座標系
Coordinate System
水平座標系
Horizontal Coordinate System
測地座標系
Geodetic Coordinate System
(B, L)
但し三次元のときは,
(B, L, h)
位置が測地経緯度及び(三次元の場合は)楕円体高によって指定される座標系。[JSGI2.0-座標による空間参照]。ここでBは緯度,Lは経度である。
平面直角座標系2001
Plane Rectangular Coordinate System 2001
Zone No. (X, Y) 平成14年国土交通省告示第9号に定める平面直角座標系。日本測地系2000とともに使用されなければならない。ゾーン番号は1から19までの19種類ある。
平面直角座標系1968
Plane Rectangular Coordinate System 1968
Zone No. (X, Y) 昭和43年建設省告示第3059号に定める平面直角座標系。日本測地系とともに使用されなければいけない。ゾーン番号は1から19までの19種類ある。
UTM座標系
Universal Transverse Mercator Coordinate System
Zone No. (E, N) ユニバーサル横メルカトル図法によって設定された平面直角座標系。地球全体で1から60までの60個のゾーンが設定されている。各系の原点は中央経線と赤道の交点にあり,中央経線を実長の0.9996に縮小して,系内の誤差は±4 ~ 6 / 10000としている。ここでEは東距,Nは北距である。
鉛直座標系
Vertical Coordinate System
鉛直原子となる平均海面からの高さ
Height above the Mean Sea Level of Tokyo Wan
H 鉛直方向の座標系を“重力に関係する高さ”とする座標参照系。
楕円体高
Ellipsoidal Height
h 楕円体からある地点までの垂線に沿って測られる楕円体からその地点までの距離。楕円体の上側または外側に向かう場合は正。[JSGI2.0-座標による空間参照]
三次元座標系
Three Dimensional Coordinate System
地心直交座標系
Geocentric Coordinate System
(X, Y, Z) 地球の中心を原点とし,本初子午線と赤道の交点への方向を+X,経度90度の方向を+Y,北極方向を+Zとする三次元直交座標系。日本測地系 2000との組み合わせは,平成14年国土交通省告示第185号に定める地心直交座標系で規定される。
三次元直交座標系
Three dimensional Cartesian Coordinate System
(X, Y, Z) 回転楕円体の中心を原点とし,本初子午線と赤道の交点への方向を+X,経度90度の方向を+Y,北極方向を+Zとする三次元直交座標系。日本測地系と組み合わせて使用しなければならない。

備考1 “平面直角座標系”を利用する場合,例えば測地原子として“日本測地系2000”を用い,“平面直角座標系第3)系”で座標を記述しているとき,その略称は“JGD 2000 / 3 (X, Y)”となる。さらに高さのデータも含み,これが“東京湾平均海面上の高さ”のとき,略称は“JGD 2000, TP / 3 (X, Y), H”となる。この場合の平面直角座標系は,平成14年国土交通省告示第9号に定める“平面直角座標系(2001)”である。この例で,測地原子が日本測地系の場合は,略称は“TD, TP / 3 (X, Y), H”となるが,この場合の平面直角座標系は,昭和43年建設省告示第3059号に定める平面直角座標系である“平面直角座標系(1968)”になる。ただし,新しい平面直角座標系は,座標系の原点の経緯度やゾーンの数について変更はない。
“UTM座標系”を利用する場合,例えば,測地原子として“日本測地系2000”を用い,“UTM座標系のゾーン53”で座標を記述しているとき,その略称は“JGD 2000 / 53 (E, N)”となる。
“WGS 84”を原子とし,“測地座標系(緯度,経度)”を“東京湾平均海面上の高さ”と組み合わせて用いるときには,略称は“WGS 84, TP / (B, L), H”となる。また,GPSの単独測位などで得られる三次元座標の座標参照系は“WGS 84 / (X, Y, Z)”で表記される。
水準測量に“東京湾平均海面上の高さ”を利用した場合,座標参照系は“TP / H”で表記される。
備考2 標準地域メッシュコードは,測地座標系で示される経緯線を一定の間隔で区切ることによってできる符号であり,日本で広く利用されているが,座標系ではなく地理識別子と考えられるので,この表には含まれていない。
備考3 TPはTokyo Peilの略。Peilはオランダ語で基準面のことであり,英語ではlevelである。

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8.4.6 コアメタデータ要素の解説

 

以下に,コアメタデータの各要素の解説を示す。この章は,理解のため“です”“ます”調によって表現している。
すべてのメタデータ要素には,従来からの構造図及びデータ辞書と共通の番号が振ってある。また特に他の要素体を,メタデータの記入のために利用する場合には,利用される要素体を太字で示した。その要素体は節ごとに,解説されている。
1) メタデータ要素体集合CM_CoreMetadata(コアメタデータ)
2 ファイル識別子
 メタデータのファイル名など,(組織やクリアリングハウス内の)他のメタデータと識別できる文字列を記述します。特に決まった書き方はありませんが,組織内でデータセットに関する整理番号,文書番号などがあれば,それを活用するとよいでしょう。ない場合も年,縮尺などを組み合わせて書くとよいでしょう。
例:nm2500ach1(これは,国土地理院の数値地図2500(空間データ基盤)愛知-1のメタデータのメタデータファイル識別子です。)
3 言語
 メタデータの中で使用されている言語を記述します。記述にはISO 639の表記法を用います。例えば,日本語の場合にはja,英語の場合はenと記述します。
4 文字集合
メタデータに用いられている文字符号集合の種類を記入します。日本語の場合,ISO 8859-1以外のものを使っているので,これを記入する必要があります。記述に際してはコードリストMD_CharacterSetCode の中から選択します。
例:018:jis
019:shiftJIS
020:euc-jp
5 問い合わせ先
 作成されたメタデータに対する問い合わせ先を CI_ResponsibleParty(責任者情報) を用いて記述します。
6 日付
 メタデータが作成された日付,更新された場合は最終更新日を記入します。
例:20001027
7 メタデータ標準の名称
 メタデータを記述する際の元となった規格の名称を記述します。またメタデータが拡張されたプロファイルを作成している場合は,そのプロファイルの名称を記述することもできます。
例:地理情報標準第2版(JSGI2.0)
8 メタデータ標準の版
 メタデータ標準に版がある場合は,その版を識別する情報を記述します。
例:第2版
9 参照系情報
 データ集合の中で使用されている空間参照系及び時間参照系に関する情報を MD_ReferenceSystem(参照系情報) で記述します。
10 識別情報
 当該データ集合が一意に識別出来るような情報をCM_DataIdentification(識別情報) で記述します。
11 配布形式
 情報資源を配布するための形式をCM_Format(形式情報)で記述します。
12 交換任意選択
情報資源を通信により配布する場合の情報をCM_DigitalTransferOptions (ディジタル交換任意選択情報)で記述します。
13 系譜情報
当該データ集合に至るまでの過去の記録や履歴など,分かっていることをここでできるだけCM_Lineage(系譜情報)により記述します。
2) CM_DataIdentification(識別情報)
15 引用
 当該データ集合を,外部から引用するための情報をCM_Citation(引用情報)で記入します。16 要約
 当該データ集合の内容を説明する要約を記入します。
例:「数値地図200000(地図画像)日本-III」は,国土地理院発行の20万分の1地勢図の内容を,その表現項目ごとにラスタ形式で数値化したもので,図葉ファイル(水系,地形,道路・家屋,鉄道・行政界,地名情報)と陰影ファイルを収録しています。
この「数値地図200000(地図画像)日本-III」は,従来の印刷地図と違い,特定の項目のみを抽出表示した地図や,色彩表現を自由に工夫した地図を作成することが可能です。なお,全国をCD-ROM3枚(「数値地図200000(地図画像)日本-I,II,III」)に分割(地域の重複あり)して収録されています。
17 問い合わせ先
 当該データ集合に,関わりを持つ団体の情報,例えばその組織の名前や住所,問い合わせ先などを記述します。ここにはCM_ResponsibleParty(責任者情報)が埋め込まれます。
18 空間表現型
 当該データ集合の表現方法を記します。ベクトル,グリッド,テキスト表形式,不規則三角形ネットワーク,ステレオモデル,ビデオの区別を,コードリストMD_SpatialRepresentationTypeCodeから選択して記入します。
19 空間解像度
 下の二つの要素(29,27,30)を記入します。
29 等価縮尺
 27を記入します。
27 分母
 当該データ集合の情報密度を示すレベルを,相当する情報密度をもつ地図の縮尺を用いて表します。
例:地図の縮尺が2万5千分の1の場合,2500。
30 距離
 当該データ集合の解像度を,地上の距離によって表現します。Measureを利用して記入します。20 言語
 当該データ集合の中で使用されている言語を記述します。記述にはISO 639の表記法を用います。言語は複数記入することもできます。
例1:日本語の場合には,ja
例2:英語の場合は,en
21 文字集合
 当該データ集合に用いられている文字集合の種類を,用意されているコードリストMD_CharacterSetCodeから選択する形で記入します。
注:バイナリファイル,紙地図などの場合は書けないので,"N/A"と書いてください。
22 主題分類
 データ集合の主題を,用意されているコードリストMD_TopicCategoryCodeから選択する形で記入します。主題分類はデータ集合の検索のために記入します。
例:地形の場合は“010”,都市計画の場合は“019”
23 水平ボックス
 下の48~51を記します。24の地理的な記述が記入されていない場合は,必ず記入します。
48 西側境界経度
 データ集合の一番西側の経度を記述します。度分秒でなく度単位で,実数として記述します。西経の場合は数値の前にマイナスを付けます。記入には,値と単位を組み合わせたMeasureを利用しますが,そこでは単位として“十進度”を採用してください。
例:136.666667
49 東側境界経度
 データ集合の一番東側の経度を記述します。度分秒でなく度単位で,実数として記述します。西経の場合は数値の前にマイナスを付けます。記入には,値と単位を組み合わせたMeasureを利用しますが,そこでは単位として“十進度”を採用してください。50 南側境界緯度
 データ集合の一番南側の緯度を記述します。度分秒でなく度単位で,実数として記述します。 南緯の場合は数値の前にマイナスを付けます。記入には,値と単位を組み合わせたMeasureを利用しますが,そこでは単位として“十進度”を採用してください。
51 北側境界緯度
 データ集合の一番北側の緯度を記述します。度分秒でなく度単位で,実数として記述します。南緯の場合は数値の前にマイナスを付けます。記入には,値と単位を組み合わせたMeasureを利用しますが,そこでは単位として“十進度”を採用してください。
24 地理的な記述
23の水平ボックスが記入されていない場合は,必ず記入します。下の要素53を記入します。
53 地理識別子
当該データ集合をカバーする地表の範囲を地理識別子で示します。RS_Identifierを利用して記します。
25 範囲
当該データ集合をカバーする垂直,時間範囲を記します。CM_Extent(範囲情報)を利用して記します。
3) CM_Lineage(系譜情報)
32 系譜の説明
 自由な記述により,データ集合の系譜について記述します。
4) CM_Format(形式情報)
41 交換形式名称
レコードの形式やファイルの形式,記憶装置の形式など交換形式の名称を自由に記述します。
42 版
 交換形式名称の版や日付などを自由に記述します。
5) CM_Extent(範囲情報)
44 記述
 下の45,46が記入されていない場合は,この要素を記します。
例:日本全国,すべての国定公園,有史以来,高度経済成長期
45 時間要素
データ集合中の地物の,実世界における生存期間の範囲,写真の撮影日付などを記します。CM_TemporalExtent(時間範囲情報)によって示します。
46 垂直要素
 EX_VerticalExtent(垂直範囲情報)によって示します。
6) CM_TemporalExtent(時間範囲情報)
94 開始日付
 その期間の開始日付を,TM_CalDateを利用して記入します。
95 終了日付
 その期間の終了日付を,TM_CalDateを利用して記入します。
7) EX_VerticalExtent(垂直範囲情報)
55 最低値
 データ集合に含まれる地形・地物の最も低い標高を実数で書きます。通常はメートル単位で記して下さい。
例:15.5
56 最高値
 データ集合に含まれる地形・地物の最も高い標高を実数で書きます。通常はメートル単位で記して下さい。
例:1250
57 計測単位
 垂直範囲情報に使われている垂直方向の計測単位を記します。UnitOfMeasure(計測単位名称)を利用して記します。8) CM_ DigitalTransferOptions (ディジタル交換任意選択情報)
39 オンライン
 情報資源をオンラインで交換する場合の情報についてCI_OnlineResource(オンライン情報資源情報)で記述します。
9) CI_OnlineResource(オンライン情報資源情報)
84 リンク
オンラインの接続先をURLなどにより記述します。
例:http://www.statkart.no/isotc211
85 プロトコル
接続に使われるプロトコルを記述します。
例:ISO23950,http, ftp
86 応用プロファイル
オンライン情報資源とともに使うことができる応用プロファイルの名称を記述します。
87 オンライン情報源名称
  オンライン情報資源の名称を記述します。
88 記述
オンライン情報資源が何か,または何をするかの記述します。
89 機能
オンライン情報資源によって実現される機能を CI_OnlineFunctionCodeの中から選択します。
例:001:ダウンロード
10) MD_ReferenceSystem(参照系情報) 
34 参照系識別子
参照系の識別情報を,RS_Identifierを利用して記述します。
11) RS_Identifier
36 典拠
名前空間の保守責任を有する個人又は団体をCM_Citation(引用情報)で記述します。
37 識別子
  名前空間のインスタンスを識別する文字の値を自由に記述します。範囲の地理識別子を記す場合には地名又は場所を識別する文字を記入します。参照系の識別子を記す場合にはMD_ReferenceSystemCodeを利用して記します。MD_ReferenceSystemCodeの表記方法については,両側に半角のスペースを置く“ / ”で原子と座標系を区切り,表40に示す略称の組み合わせで記述しなければなりません。もし,複数の原子や座標系が用いられている場合は,“, ”(カンマと半角スペース)によってこれを区切ります。また,表40に規定されていない座標参照系を指定する場合には,必ず36の典拠を記さなければなりません。
例:(地理識別子の場合)東京都区部,東海地震警戒域
例:(参照系の識別子の場合)JGD 2000 / 3 (X, Y),WGS 84, TP / (B, L), H
12) CI_ResponsibleParty(責任者情報)
次の62から66の項目をまとめる項目です。「個人名」「組織名」「職務名」の中から1つ以上を記入する必要があり,また可能な限り「組織名」は記入して下さい。
62 個人名
責任者の個人名を書きます。
例:山田太郎
63 組織名
責任組織の名前を書きます。 
例:国土交通省国土地理院
64 役職名
責任者の職務または身分を記入します。
例:メタデータ係長
65 問合わせ情報
  責任者の住所を記入します。CI_Contact(問合わせ先情報)を参照します。
66 役割
  責任者に割り当てられた役割を,CI_RoleCodeを利用して記します。このコードリストの内容は以下のとおりです。
001=情報資源提供者:情報資源を供給する団体
002=管理者:情報資源の適切な管理,保守を保証し,データのために説明責任,管理責任を負う団体
003=所有者:情報資源を所有している団体
004=利用者:情報資源を使用する団体
005=配布者:情報資源を配布する団体
006=創作者:情報資源を作成した団体
007=問合せ先: 情報資源
又はその知識を得るための問合せを可能とする団体
008=主要な調査担当者: 情報を集め,研究の指揮をとる主要な団体
009=処理担当者:情報資源を修正して,データを処理した団体
010=刊行者:情報資源を刊行した団体
13) CI_Contact(問合わせ先情報)
これは責任者に対する問い合わせのための要素です。この住所情報は「責任者情報」の「問合わせ情報」として使用されます。
75 電話番号
  次の91,92を記入します。
91 電話番号
  問い合わせのための電話番号を記入します。
例:0298-64-1111
92 ファクシミリ番号
  問い合わせのためのFax番号を記入します。
76 住所
  次の68~73を記入します。
68 住所
市区町村から下を最後まで記入します。
例1:北郷1番 
例2:霞が関1丁目1番地1号
69 市区町村
市区町村名を記入します。 
例:つくば市
70 都道府県名
都道府県名を記入します。
例:茨城県
71 郵便番号
郵便番号を記入します。半角の数字と半角のハイフン(マイナス)を使って下さい。 
例:305-0811
72 国名
国名をISO 3166で定められたコードで記入します。
例:日本の場合はJP
73 電子メールアドレス
問い合わせのための電子メールアドレスを記入します。
77 オンライン情報資源
問い合わせのために使うことのできるオンライン情報源について記入します。CI_OnlineResource(オンライン情報源)を参照します。
78 案内時間
  上記の電話番号に問い合わせが可能な時間(営業時間)を記入します。
例:9:00-17:00 など
79 問い合わせのための手引き
  いつ,どのように問い合わせを行うかについての補足情報を記入します。
例:日曜,祭日は休業
14) CM_Citation(引用情報)
この要素体はCM_DataIdentification(識別情報)にある「引用」及び RS_Identifierにある「典拠」を記入するために利用されます。
59 題名
引用したデータを識別するための名称を記入します。
例:○○市都市計画図,数値地図2500(空間データ基盤)東京-1
60 日付
 次の81,82を記します。
81 日付
   引用したデータを代表する日付を記入します。代表する日付とは,作成日,出版日,公開日などです。
例:19990401
82 日付型
 日付が何の日付なのかを,コードリストCI_DateTypeCodeを利用して記入します。
 
15) UnitOfMeasure(計測単位名称)
97 計測単位名称
  単位の名前を記します。
例:距離の場合はメートル,フィート,ミリメートル,ヘクトパスカル。角度の場合は十進度,ラジアン
98 ISO標準単位への換算
  97の単位をISO標準の単位(距離の場合はメートル,角度の場合はラジアン)に換算した結果,または換算の式を記します。ただし,97でメートル,またはラジアンを使用している場合には,このメタデータ要素を記す必要はありません。
16) TM_CalDate
この要素体は日付を記入するために利用されます。
100 不確定位置
日付が明確ではない場合には,下で与える暦日との関係(“以前”,“以後”)によって表現します。現時点の日付を引用する場合には“現在”を使います。日付が不明である場合には“未知”と表現します。記入についてはコードリストTM_IndeterminateValueを利用します。
101 暦日
8桁の整数で年月日を記します。平成12年1月1日の場合は,20000101と書きます。102 暦年代の名称
年代を文字列で記します。但し,グレゴリオ暦を採用している暦に限ります。
例:昭和,平成,AD,BC
17) Measure
下の104,105を記入します。
104 値
  値を実数で記します。ただし小数点以下を省略して,整数で表現しても構いません。
例:10,139.50
105 単位
  104に用いる単位を記します。UnitOfMeasure(計測単位名称)を利用して記します。

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8.5 コアメタデータの拡張

 

 メタデータ要素は,その定義,識別子,要求度,最大記述回数,データ型及び変域が,様々な規則に従うデータセットを説明するメタデータに対応できるように十分汎用的に構成されている。しかしながら,今後生じるデータセットの変化の全てに対応できるわけではない。そこで,標準で用意されているメタデータ要素以外にデータセット作成者が必要であると考える要素については,メタデータ要素の拡張が必要となる。
 ISO/DIS19115では,コアメタデータと,それを包含する包括的メタデータが定義されている。従ってメタデータの拡張としては大きく分けて,包括的メタデータの範囲内の拡張と自由な拡張という二つのタイプが考えられる(下図参照)。

コアメタデータは,全てのメタデータが準備しなければならないものである。従って全てのシステムは,メタデータの中のコアメタデータを受理可能である。コアメタデータ以外の包括的メタデータなどは,必ずしも全てのシステムが受理することを保証していないが,特定のシステムやコミュニティに対しては有用である。
 多くの拡張がなされる場合には,プロファイルとして,その拡張の仕様が記述される。プロファイルは,その拡張されたメタデータの異なるシステム間の相互運用性を高めることが求められる。
 尚,包括的メタデータには,MD_MetadataExtentionInformationというメタデータの拡張に関する情報を記述できるスキームが,オプションで用意されている。ここでプロファイル名や,どのような要素追加したかなどの情報を記述することができる。
 

8.5.1 包括的メタデータの範囲内の拡張

 
 包括的メタデータはISO/DIS 19115で定義されている。従って,この包括的メタデータが及ぶ分野においての拡張部分は,ISO/DIS 19115に従わなければならない。この拡張は,コアメタデータに,包括的メタデータから必要な部分を追加することで行われる。包括的メタデータから追加したXML形式のメタデータは,必ずISO/DIS 19115包括的メタデータ準拠の同等なDTDによって受理される。*
 また以下の拡張も,包括的メタデータの範囲内の拡張として含むことにする。
・既存のメタデータ要素の要求度をより厳しくすること
・既存のメタデータ要素の変域をより制限すること
・既存のメタデータ要素の最大記述回数の自由度を下げること
 この方法は,概して言えば,メタデータの自由度を下げる操作であり,この方法で運用されるメタデータは,必ず,ISO/DIS 19115に準拠する。具体的には,この自由度を下げたXML形式のメタデータは必ずISO/DIS 19115包括的メタデータ準拠の同等なDTDによって受理されることが保証される。*
注*:
ISO/DIS 19115の付属書Fに記載されている包括的メタデータのDTDは,参考扱いであり,メタデータのスキームから,正確な方法で生成されたものではない。従って,ユーザの作成したメタデータが,たとえISO/DIS 19115のスキームに従っていたとしても,必ずしもその付属書のDTDによって受理されるとは限らない。ただし,このDTDに従ってXML形式のメタデータを作成したならばISO/DIS 19115のスキームに従うことを保証するものである。
 例えば,ISO/DIS 19115で既定されている,画像情報のファイルタイプを記述する為のMD_BrowseGraphic>fileTypeの,要求度は任意選択となっているが,必須にしてもよい。
例えば,ISO/DIS 19115で既定されている,ファイル識別子MD_Metadata>fileIdentifierは,自由記述となっているが,":;*?"などの禁則文字を設定してもよい。
 例えば,ISO/DIS 19115で既定されている,キーワードMD_Keywords>keywordは,1個以上複数記述することになっているが,1個以上3個までと限定してもよい。
 

8.5.2 自由な拡張

 

 自由な拡張とは,ISO/DIS 19115で規定していない分野について記述する為に用意されるものである。ただし,新たに拡張された要素が,既に規定されている包括的メタデータに抵触するものであってはならない。
 メタデータの自由な拡張について,下記の具体的な方法が考えられる。
 ・新たなメタデータ要素体集合(パッケージ)の追加
 ・新たなメタデータ要素体の追加
 ・新たなメタデータ要素の追加
 ・自由記述となっているメタデータ要素を,新たなコードリストとすること
 ・既存のコードリストの拡張
 例えば,メタデータデータベースを計算機上で管理する為の情報を扱う為に,管理用識別コードや,データベース管理者名などを要素体集合や,要素体,要素として追加したりすることが可能である。
 例えば,ISO/DIS 19115で既定されている,電子媒体の種類を示すコードリストMD_MediumNameCodeに,"DVD-RAM"という情報を追加することが可能である。
 例えば,ISO/DIS 19115で既定されている,画像情報のファイルタイプを記述する為のMD_BrowseGraphic>fileTypeは,自由記述となっているが,これを{GIF, JPEG, TIFF, ...}などのコードリストにしてもよい。

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8.6 今後の課題

 メタデータは,ISO/TC211国際標準案に対して,日本よりコメントを提出しており,そのコメントが採用されるという前提で作成している。従って,コメント受託の如何によっては,内容に若干の変更が生じる可能性がある。
 メタデータを記述する際は,DTDが参考附属書として規定しているが,記述要素のデータ型について規定することができない。このためXML Schemaに書き直すことが検討されているが,場合によってはRELAX (Regular Language Description for XML)の利用について検討する必要がある。

 
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