XML形式GISデータに対する基本処理技術の試みとデータサーバーの構築

株式会社 ドーン の研究成果

株式会社 ドーン

1.目的:

 ISO/TC211準拠XML形式での地理データサーバーの構築と、官民共同研究の空間データ交換標準委員会での研究進捗と同期したテスト環境を提供する。

2.現状:

 GISコンテンツとしてのXMLデータはサイズが大きく処理に時間がかかる等、Web環境での実運用に向けた課題が残されている。

3.実施内容:

 2種の標準化データの表示実験を行い処理技術による差異を分析。

4.得られた成果:

 弊社GISシステム”GeoBaseVer6.0”をベースに異なる構造のXMLデータに同時対応する処理技術を開発した。又、XMLデータはサイズが大きくなりがちであるが、SAXとDOMの処理方式の違いに着目し、その処理効率の違いについて分析した結果、特にXMLデータサイズが大きい程SAXを利用したほうが処理良いことを立証した。

図1 ISO/TC211準拠XML表示画面

図2 GML RealWorld1.0表示画面

表1 DOM版DGGTLとSAX版GDDTLの処理速度比較

処理速度比較


表2 DOM版DGGTLとSAX版GDDTLの処理速度比率

処理速度比率(DOM/SAX)


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