地すべりに関する地理情報

地すべりに関する地理情報
(地形データによる地すべり位置の推定など)

現場の位置

レイテ島地すべり周辺地域図

地すべり発生位置の平面図と断面図

地すべり発生位置の平面図

地すべり発生位置の平面図。★は源頭部、赤色実線は切断線、オレンジの線内は地すべり域。


地すべり発生位置の断面図

南から北を見た断面。最大傾斜は約47°。標高801mの頂上部が源頭部にあたると推定される。


地すべり発生位置の平面図(拡大)


地形の分析

  • スライドに示した地形図の★で示した地すべり源頭部の詳細な位置:
     北緯10度20分19.5秒 東経125度04分56.6秒 標高801m。
  • 座標系:WGS84系、準拠楕円体:WGS84楕円体、推定誤差:100m以内。
  • 解析に用いた地形データは、2000年2月に、日本の毛利宇宙飛行士が搭乗したスペースシャトル「エンデバー」が観測したデータを、各国が協力して解析し、90mの解像度で全地球をカバーした標高データで、誰でも自由に利用することができる。
  • この地形データは、NASA(米連邦宇宙局:http://www2.jpl.nasa.gov/srtm/)から入手可能であり、地形図、鳥瞰図はフリーソフトウェア「カシミール」(http://www.kashmir3d.com/)を用いて作成。
    データの無いメッシュには、別途、USGS(米地質調査所)が公表している900mメッシュの立体地形データGTOP030(http://edc.usgs.gov/products/elevation/gtopo30/gtopo30.html)を内挿した。
  • 鳥瞰図の中に示されている地すべりの位置は、スライドに並べた写真を参照して補入したものである。

写真を再現した鳥瞰図と写真の比較

地形データから再現した地すべりの鳥瞰図

地形データから再現した地すべりの鳥瞰図。地すべりの範囲は下の写真から抽出した。


米国太平洋軍司令部のWEBサイト掲載写真

米国太平洋軍司令部のWEBサイト掲載写真 http://www.pacom.mil/special/0602pimudslide/photos.shtml


現場の地質

平成18年2月23日 国土地理院