有珠山の水平変位量図

有珠山噴火口付近の水平位置・高さの変化(空中写真による精密計測)

 平成12年4月26日に撮影した有珠山の空中写真を写真測量法により精密に計測し、以前の空中写真と比較して水平位置及び高さの変化を算出しました。
 算出結果は、以下の2種類です。

平成7年から平成12年4月26日までの水平位置の変化 [251KB]

・平成5年から平成12年4月26日までの高さの変化 その1[391KB]    その2[380KB]

 水平位置の変化を見ると、金比羅山・西山の周囲で、ほぼ放射状に3~7m変位しています。特に、西山火口付近では20m近く北方に変位しています。
 高さの変化を見ると、西山火口付近で39m高くなっているほか、金比羅山で3~8m高くなっています。

平成12年4月18日及び26日までの水平位置の変化(7月27日作成) [323KB]


 平成7年7月19日撮影の空中写真(縮尺:1/25,000)、平成12年4月18日及び26日撮影の空中写真(縮尺:1/20,000)からオルソ画像を作成し、それぞれのオルソ画像上で道路のカーブや建物等位置を特定しやすい箇所の座標値を計測し、その較差を水平変位ベクトルとして表現したもの。なお、4月18日に撮影した空中写真は国道230号線沿いの南北コースのため、4月26日撮影による水平ベクトル計測範囲よりかなり狭い範囲の水平ベクトルしか表示していない。(注)2~3m程度の誤差が見込まれる。

 なお、使用した資料は、以下のとおりです。
1)平成12年4月26日撮影の空中写真及び4月19~20日実施の現地調査成果
2)平成7年撮影の空中写真及び平成5年の地図(北海道庁作成)