令和3年(2021年)7月1日からの大雨に関する情報

提供情報一覧

熱海市における被災状況把握のためUAVによる調査隊を派遣し、7月6日被災状況の撮影を実施しました。



​垂直写真
熱海伊豆山地区(静岡県熱海市)(7/6撮影)

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※雲の影響により地上が見えにくい場合があります。

垂直写真(速報)
熱海伊豆山地区(静岡県熱海市)(7/6撮影)
標定図(7月6日撮影 垂直写真)画像
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※速報用写真のため、通常の航空カメラによる撮影画像より画質が低下しています。
また、雲の影響により地上が見えにくい場合があります。

正射画像
熱海伊豆山地区(静岡県熱海市)(7/6撮影)

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※写真から自動処理したものなので、構造物等の歪み、不連続等が発生している箇所があります。
また、雲の影響により地上が見えにくい場合があります。

正射画像(速報)
熱海伊豆山地区(静岡県熱海市)(7/6撮影)

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※写真から自動処理したものなので、構造物等の歪み、不連続等が発生している箇所があります。
また、雲の影響により地上が見えにくい場合があります。

斜め写真
熱海伊豆山地区(静岡県熱海市)(7/5撮影)

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※斜め写真の方向アイコンは、カメラのシャッターが押された位置に表示しています。
アイコンの示す方向は、撮影方向の概略を示しております。
また、雲の影響により地上が見えにくい場合があります。

土石流の発生箇所を写した写真 ※斜め写真を繋ぎ合わせて作成

土石流の発生箇所を写した写真(PDF:0.3MB)
 静岡県熱海市伊豆山の土石流源頭部について、二時期の航空レーザ測量データ( 2009年と2019年の公共測量成果)から標高値の差分を取ることにより、変化量を抽出したものです。 

二時期の標高変化量(PDF:0.6MB)


7月6日撮影のUAVレーザ計測結果を含めた三時期の標高変化の推移(7月9日更新)

三時期の標高変化の推移(PDF:0.8MB)


地形断面図
 土石流が発生した静岡県熱海市伊豆山の逢初(あいぞめ)川の地形断面図です。
 断面図:標高約400メートルの源頭部から、直線上に一定の勾配(約11度)で海に到達している点が確認できます(なお、断面図の縦横比は2:1です)。



 この情報は、国土地理院が7月6日に撮影した空中写真から、地山・土砂が見えている部分を判読したものです。現地踏査は実施していないことから、実際に梅雨前線に伴う大雨により崩壊等のあった箇所でもプロットできていない場合や、梅雨前線に伴う大雨による崩壊地以外の箇所を判読している場合があり得ます。
 崩壊地の位置を把握するための資料で、人家等に被害のない箇所もプロットしています。

熱海地区

崩壊地等分布図(第3報)集水域表示あり(PDF:0.2MB)

地山・土砂が見えている範囲の面積は約7ha(0.07km2)です。
GISデータ (GeoJSON) (ZIP形式:26KB)
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崩壊地等分布図(第3報)(PDF:0.2MB)



土砂堆積範囲図(第3報)(PDF:1.3MB)
 土石流が発生した静岡県熱海市伊豆山周辺の火山土地条件図(図幅名「箱根山」)(令和3年/2021年)を掲載しました。

火山土地条件図(熱海市伊豆山周辺)

火山土地条件図(熱海市伊豆山周辺)(PDF:2.0MB)


火山土地条件図(熱海市伊豆山周辺):主な地形分類

火山土地条件図(熱海市伊豆山周辺):主な地形分類(PDF:12.9MB)


火山地形分類データと崩壊地分布図
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 土石流が発生した静岡県熱海市伊豆山周辺の詳細な地形を把握することができる地図です。


デジタル標高地形図(熱海市伊豆山周辺)(PDF:17.9MB)
​ 土石流が発生した静岡県熱海市伊豆山周辺の土地条件図(図幅名「熱海」)(平成4年/1992年)の解説文から関連する事項を以下掲載します。

○対象箇所周辺の地形の概況
 湯河原峠から熱海峠への稜線の東側は湯河原火山の旧火口の開析された急斜面が卓越しており、谷頭部には崩壊地が見られ、急傾斜の谷の発達が比較的進んでおり、これらの崩壊等によって押し出された土砂によって形成されたと考えられる土石流堆が分布する。

○対象箇所周辺の土地条件と災害の関係
 対象箇所周辺は、急斜面が広く分布しており、開析が進んでいる。このような土地条件の地域では、地震及び豪雨等によって山地崩壊、地すべり、土石流等の発生する危険性がある。また、最近では、斜面を利用して住宅地の造成、観光施設やゴルフ場の建設等が行われているが、一般に自然斜面の改変に伴って雨水の流況の変化、斜面の安定度の変化等を生じ、災害発生の危険性が高くなることがある。

土地条件図「熱海」解説書(PDF:2.3MB)
 土石流が発生した静岡県熱海市伊豆山周辺の既往撮影の空中写真です。1962年撮影時点では、土石流が発生した逢初川中流部は畑作・果樹園といった土地利用が多く、2017年撮影時点では、住宅が増えている状況がうかがえます。

1962年撮影

既往撮影の空中写真 (1962年撮影) (PDF:1.5MB)

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2017年撮影

既往撮影の空中写真 (2017年) (PDF:3.1MB)

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被災前後の比較(空中写真)
地理院地図の2画面表示機能を使い、災害前後の状況が確認できます。

【重ねて比較】 静岡県熱海市伊豆山周辺(2017年と2021年7月6日)

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【並べて比較】 静岡県熱海市伊豆山周辺(2017年と2021年7月6日)

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